人肌恋しい季節は＿ (ページ1)

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ｆｉｒｓｔページ1

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北海道の友達と別れて、東京にきた

私はヘアメイクさんとしてLDHで働くことになり

急遽、北海道から東京に来た

静かな北海道とは違って、東京は騒がしい

どこに行っても、彼らの曲が流れてる

私が、大嫌いな…すごく大好きだった彼の曲

「…有名になったんだね」

私が担当するのはGENERATIONSさん

明るいらしいし、同い年の人も多いから安心した

ただひとつ…三代目と会うかが心配

きっと、絶対に会わなきゃいけない日がくる

…緊張してきた

「あの…今日からここで働かせて貰う、佐野です」

受付「お話は聞いております、社長室へどうぞ」

「は、はい…！」

事務所はものすごく広いし、オシャレ

時々、テレビで見るEXILEさんとかを見かける

…本当に来ちゃったんだ

私は震える手で社長室のドアをノックした

HIRO「どうぞー」

「し、失礼します！…今日からお世話になります」

HIRO「そんなに硬くならないで笑…噂通りだね」

「え、噂？」

HIRO「才能あるのに性格が勿体ない、って笑」

「え、そんなこと…！！」

HIRO「あははっ、まぁ気にしないで笑笑」

思った以上にフレンドリーな社長さん

この人も…昔はテレビに出てたんだよね、EXILEで

勇退してからも鍛えてるのか、ムキムキだった

そして…真顔の時と笑顔の時のギャップ笑←

話してるだけで、不思議と笑顔になっちゃうって

…やっぱり、凄い人だよね

HIRO「じゃあ、今日からGENEの専属で頼むね」

「はい、精一杯頑張ります！」

HIRO「うん、無理しないで笑相談乗るから」

「っ、はい！」

HIRO「じゃあ…GENEのとこに案内するよ」

HIROさんの大きな背中についていく

その背中を、あの人と重ねてみたりとかして…笑

少し歩いて着いたのは、トレーニングルーム

HIROさんの後について、入ってくと…結構激しい

HIRO「一旦休憩してこっち注目！」

涼太「あ、こんにちは！！」

玲於「…隣の人誰ですか？」

「…えっと、あの、」

HIRO「今日からGENEの専属のヘアメイクさん」

「佐野Aです！…よろしくお願いします」

亜嵐「佐野さん、玲於と同じ名字なんだね」

「あ、ホントだ…」

同い年とは言ってもさすが芸能人だけあって

近寄り難いオーラを放ってる

きっと皆なら目を輝かせるだろうけど

今の私には威圧してるとしか思えない！←

あー、これからが心配だー