20話 魔力が無い悪魔 ページ18
A｢ごめんなさいぃ！？｣
入間｢あのっすみませ…｣
入間、Aが急いで謝罪するが…
血を吐いて気絶していた(((
A｢ﾀﾋんでるぅぅ！？
(あっ、あたしたちはなんて事をぉぉ！？)｣
入間、Aがあわあわオドオドしていると気がついたキリヲは…
キリヲ｢や〜びっくりしたぁ、
ﾀﾋんだかと思ったわ〜｣
入間｢あの…血が…｣
入間が指摘すると
キリヲ｢あ〜、僕 身体弱いんよ。
大丈夫、吐血なんてしょっちゅう…｣
キリヲが当然のように言った。
それは大丈夫なのか…？と心配する入間とAの手元を見たキリヲは
キリヲ｢あ〜！悪食の指輪やぁ！
ってことは僕の首輪に反応したんやな、
これも
この他にも色々魔具が……って
わぁ〜｣
辺りにはキリヲの荷物が散乱したままだった。
キリヲ｢あ〜ぐちゃぐちゃや〜｣
A｢ごめんなさい！
あたしのせいで…｣
Aがそう言った所で後ろから男子生徒の声が聞こえた。
｢ん？あれ、Aちゃんじゃね？｣
｢あ、ほんとだ…って邪魔だなぁ。
さっさとどかせよな｣
｢おいっ、その人上級生じゃ…｣
｢えっ、ヤベっ…って、
なんだ｢2｣かよ！！
驚かせやがって！｣
男子生徒はキリヲの荷物をキリヲに向かって蹴りあげた。
キリヲに直撃するかと思われたが
Aがキャッチした。
A｢あの｣
Aらしくない怖い顔で男子生徒達に声をかける。
｢ヒッ、Aちゃん…？｣
｢おい、なんかヤバそうだぞ！｣
嫌な予感を察知した男子生徒達は恐れる。
A｢…正直に言うと、
貴方達の顔に鈍器でも当たればいいな｣
満開の笑顔でAらしくないほどの物騒なことを言った瞬間、
男子生徒達は近くで金属バットを振っていた生徒のバットが男子生徒2人の顔面に的中した。
入間｢えぇっ！？｣
ビビる入間。
｢いでぇぇっ！
ヒッ、ヒィィ！！
すみませんでしたぁぁ！！｣
絶叫しながらダッシュで逃げる2人にAは手を振って見送った。
入間｢Aちゃん…？
いっ、今のは…？｣
入間が聞くとAは｢あっ、えっと｣と言い、
A｢たまたまだよ。偶然。
たまたまバットを振っていた人が居たから起こったんだよ。
あたしが異常に運がいい事、
知ってるでしょう？｣
Aは少し焦ったように、
弁解するように言った。
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作者名：ねこたぴ_Nekotapi | 作者ホームページ：無し
作成日時：2022年12月2日 0時
