元科学者ちゃんは悪魔のお孫さんです！！3【魔入りました！入間くん】

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A｢でもなんであんなに急いで…？｣


Aが首を傾げながら女子生徒達が走っていった方を見た。


アズ｢あぁ！そうでしたA様！入間様！｣


そしてアズは｢こちらを｣とチラシのようなものを取り出した。


アズ｢この話をしたくて食堂までお連れしたんです｣


そういい、入間に渡されたチラシのようなものをAも覗き込む。


入間｢？師団(バトラ)？｣


入間はアズに尋ねる。


アズ｢はい、位階昇級を主な目的とした、
所謂団体活動です。

共通の特技や趣味嗜好を持つ者達が集まり交流します。

例えば飛行師団、魔生物師団、
薬学研究師団など、
魔力・知力・体力の向上と統率訓練を兼ねていて、師団での活躍に応じて位階の上昇します。

師団で参加する団体昇級試験もありますが、
個人の功績による昇級も可能です。

生徒の約6割が何らかの師団に属していて、
上級生とのコネクション作りにも有効です｣


アズの説明を聞いた入間は


入間｢団体活動で、上級生と一緒って…
そっか！部活だ！｣


アズ、クララはもちろん頭にハテナを浮かべ、
Aが学校に行く余裕が無かったため、
部活なんて言葉すらもあまり知らなかったのだ。


入間｢(学校だもんね、部活かぁ…
無縁だったなぁ…)
そんな余裕なくて…興味はあったけど｣


A｢部活って、学校の行事的なもの…よね？
私も興味があるわ！

(弟達に学校に行かせてあげるために働いて、
被検体になって…
学校の行事すらもあまり分からいんだよね…
あの子達もまだ小学生だし…
部活…はなかったはずだから更に全く分からないわ…(←←))｣


Aが入間の意見に賛成すると、
アズたちも賛成し始めた。


アズ｢興味がおありならお供します！
ブカツ…？は分かりませんが…｣


入間｢えっ、えっと…｣


アズ｢次は｢3(ギメル)｣！
いや｢4(ダレス)｣まで一気に！
おふたりの昇級にきっと役立ちます！｣


Aはアズにそう言われ、


A｢(そっか…位階…
目標を作る練習のつもりで｢2(ベト)｣になるために頑張ったけど…
｢3(ギメル)｣に上がるのが次の目標…でいいのかしら…また流されてるような…
でも…

何かに夢中になるとドキドキするって知ったから、師団を通して本当の目標が見つかるかもしれないし…

今は新しい事に挑戦してみたい…！)

えぇ！あたしは見てみたいわ！師団！｣


Aがそう言うと、
3人は賛成の声をあげたのであった。

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