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それから一週間後。
「見世物小屋 " TAMER " 。。。ここだ」
私はかよ子さんに「見るだけただなら、勉強がてらにみて来たらどうだい?まぁ、私はいかないけどね。」と言われ中間さんにもらった名刺の場所に来ていた。
外観は、閉園した遊園地?みたいな感じ。
アトラクションはもちろん錆びて動いていないし、本当に人がいるのかわからないくらいあたりは静まり返っている。
(本当にここだよね?)
あまりにも人気のなさに、私は段々と不安になって名刺をもう一度見てみる。
「場所は間違いないんだけどな。。。」
その場にずーっと居るのが怖くて、私は名刺を片手にあちこち歩きまわっていた。
なにより人の手が長い間入っていないのだろう、至る所から生えている雑草がより不気味に映っていた。
「もしかして、蛇女さん?」
「(ビクッ!)は、はい!」
そうして歩いて居るうちに見つけた建物の中で、私は後ろから声をかけられた。
「あぁ、、、すいません。びっくりさせちゃって汗」
そこに立っていたのは、名刺をくれた中間さんではなく、顔全体が毛だらけの青年だった。
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しおん(プロフ) - 続きが気になります!頑張ってください! (2017年12月2日 1時) (レス) id: ebf0c0cd2c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:えな | 作成日時:2017年11月30日 10時