◆015◆ TAMER ページ15
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元、遊園地だっだその場所はすっかり姿を変えていた。
「見世物小屋TAMER、、、。」
小屋の看板には、あの日中間さんにもらった名前が刻まれていて、隣には休演日の文字が記されていた。
「どうしよう、、、。」
鉄格子の扉は、南京錠と鎖で固く閉ざされていて、開こうと揺らす度にジャラジャラと音が鳴る。
「おねーさん、今日は休演日やで?」
「あ、すいません!」
後ろから声をかけられ、反射的に体がびくっと跳ねる。
「残念やけど、また明日来てください。」
その人はそう言って、南京錠に鍵をさしていとも簡単に開けて中へ入っていく。
「あ、あの!」
「はい?」
「ここの方ですか?」
「まぁ一応、はい。」
「中間さん、、、中間さんに用があって」
「せやから、今日は休演日で((お願いします!」
中に入って行こうとする彼の、手を掴み必死にそう告げるとその人はすこし驚いた顔をして「しゃなーいな、、、。特別やからな?」と中に入れてくれた。
「こんなん淳太くんに知られたら、怒られるわ、、、。」
「すいません、、、。あの、お名前は?」
「あれ、知らんの?てっきりこの小屋の熱烈なファンやと思ってたのに。」
「ごめんなさい、そんなんじゃなくて、、、」
「ま、ええけど。俺は神山」
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しおん(プロフ) - 続きが気になります!頑張ってください! (2017年12月2日 1時) (レス) id: ebf0c0cd2c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:えな | 作成日時:2017年11月30日 10時