第六話 世話当番 ページ8
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「一期、こちらへ」
主に呼ばれ、A殿を“べびーべっど”なるものに寝かせる。政府の方が持ってきた木枠はこれだったのだ。回りが囲まれているので、落ちる心配がないということ。
そのあと皆で大広間に集まった。
「じゃあ、今のうちにAの世話の順番を決めましょう。刀派ごとがいいわね」
「俺や刀派が少ない奴はどうすればいい?」
「仲のいい人と組んでちょうだい。例えば鶴丸なら燭台切や倶利伽羅と仲がいいでしょう?」
「俺は馴れ合うつもりはない」
「まあまあ、くりちゃん。そう言わないで。可愛いよ?」
「はは、倶利伽羅は赤子とどう接していいか分からないだけだろう?」
「おい爺。そこを動くなよ」
鶴丸殿の一言に抜刀しそうになる大倶利伽羅殿。燭台切殿は苦労しそうですな。
「私から直にやり方を教えた人達は、皆の先頭となって教えてあげてね。
くれぐれも分からないことは直ぐに聞くこと。乱暴しないこと。
優しく接してあげて」
主が言うと、何人かの刀剣が反応を返した。
「明日は取りあえず、粟田口に任せるわね。鳴狐も一緒に。出来る限りはついているけれど、私も完全にみているわけにはいかないから、何かあったら一期。よろしく。
薬研も乱もいるから皆で協力して頼むわ」
「拝領致します」
「あぁ、大将に教えてもらったんだ。完璧にやってやるぜ」
「任せて!」
「三条の当番が楽しみだ」
「ぼくのいもうとですね」
「がはは。今剣は直ぐに身長を超されるだろうな!」
「むっ……しつれいですね。いわとおしこそふみつぶさないようにしてください」
「この小狐丸の毛並みであやして差し上げます」
「みんな、くれぐれも気をつけてくれよ」
三条派は盛り上がりを見せている。石切丸殿がまとめ役となってくれるでしょう。賑やかなのは良いことですな。
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有難うございます(ノ´∀`*)
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華骸(プロフ) - 彼岸さん» ご指摘ありがとうございます! 勉強不足でした、すみません……。これから書き直してきたいと思います! 期待に応えられるような作品に近づけられるよう頑張ります(o゜◇゜)ゝ (2016年5月15日 15時) (レス) id: 31ae3f7e34 (このIDを非表示/違反報告)
彼岸 - 三日月ほとんどあなやしか言ってないじゃないですか。もう少し頑張ってください (2016年5月15日 1時) (レス) id: 1299317818 (このIDを非表示/違反報告)
彼岸 - あなやの使い方間違ってるよ (2016年5月15日 1時) (レス) id: 1299317818 (このIDを非表示/違反報告)
華骸(プロフ) - kotoさん» 返信おくれてすみません! 喉は大丈夫ですか? リクエストして貰えたのが嬉しくて直ぐ様書きました(笑)喜んでいただけたなら幸いです(о´∀`о) (2016年5月9日 19時) (レス) id: 31ae3f7e34 (このIDを非表示/違反報告)
koto(プロフ) - 夜中(※丑三つ刻)に布団の中で続き読んでたら声にならない声で叫んでました。(ひぃ、喉痛い。)リクエストにこんなに早く対応して頂けるとは……ありがとうございます!(*´∀`*) (2016年5月9日 2時) (レス) id: cd7f3fd207 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:華骸 | 作成日時:2016年4月6日 20時