第四十三話 新たに ページ45
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「ここを使って頂戴」
「おお。中々広い部屋だね」
「兄者と一緒の部屋か？」
表に出さないようにしているものの、嬉しさに肩を弾ませる膝丸は本当に兄が好きらしい。
「ええ。それと、ここでのルールを伝えるわね」
「るーる……とは？」
「決まりごとよ」
「なるほどね」
「髭切、少しはAから目を離したらどうなんだい？ 主が今話しているだろう？」
「ごめんね？ この大きな瞳に吸い込まれそうになってしまって」
髭切の目は節穴か。Aは髭切を見ていない。ずっと視線があっていないわけだが、彼自身視線を合わせようと必死なのである。
そんな髭切を仕方ないと言うように見ると、主は静かに伝えた。
朝・昼・晩と皆で食事をとること。出陣は誰かが中傷になったら帰還すること。喧嘩をしたらごめんなさいとすぐに謝ること。
そして、Aの世話を皆ですること。出陣の一日前はしっかり休養をとること。
それを二人は了承したようだ。
「じゃあ、二人はゆっくりしといてくれ」
僕は手を差し出す。
「……握手かい？」
「違う。Aを預かる」
「どうしてもかい？」
「ミルクの時間なんだ」
渋々とAを渡してくれる髭切。だめだ、これは親衛隊の一人になる。そう悟った瞬間だった。
ミルクをあげながら、僕は主にきり出した。
「主。Aが幼いながらにして霊力が高いのをどう思う？」
「……恐いわね」
呟いたようにいう主に僕は驚いた。いろんな答えがある中で主が答えたのは畏怖の感情。
それがどういう意味なのか聞いたが、主は口を閉ざして質問に答えることはなかった。
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華骸(プロフ) - 彼岸さん» ご指摘ありがとうございます！ 勉強不足でした、すみません……。これから書き直してきたいと思います！ 期待に応えられるような作品に近づけられるよう頑張ります(o゜◇゜)ゝ (2016年5月15日 15時) (
レス) id: 31ae3f7e34 (このIDを非表示/違反報告)
彼岸 - 三日月ほとんどあなやしか言ってないじゃないですか。もう少し頑張ってください (2016年5月15日 1時) (レス) id: 1299317818 (このIDを非表示/違反報告)
彼岸 - あなやの使い方間違ってるよ (2016年5月15日 1時) (レス) id: 1299317818 (このIDを非表示/違反報告)
華骸(プロフ) - kotoさん» 返信おくれてすみません！ 喉は大丈夫ですか？ リクエストして貰えたのが嬉しくて直ぐ様書きました(笑)喜んでいただけたなら幸いです(о´∀`о) (2016年5月9日 19時) (レス) id: 31ae3f7e34 (このIDを非表示/違反報告)
koto(プロフ) - 夜中(※丑三つ刻)に布団の中で続き読んでたら声にならない声で叫んでました。(ひぃ、喉痛い。)リクエストにこんなに早く対応して頂けるとは……ありがとうございます！(*´∀`*) (2016年5月9日 2時) (レス) id: cd7f3fd207 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：華骸 | 作成日時：2016年4月6日 20時
