第四十一話 秘めたる力 ページ43
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「抱っこするかい」
「いや、俺は兄者が満足なら……」
声をかければ照れたように目を背ける膝丸。
「ほら、脚丸。可愛いよ」
「兄者、俺は膝丸……って前が見えないぞ、兄者。……兄者？ 兄者ぁぁぁぁあ！」
Aを膝丸に渡す髭切。しかし、目を隠すように押し当てているため膝丸は困惑するばかり。
「あれは、わざとかな？」
「いや、天然だろ」
「分からないよ？」
「
楽しそうな二人を眺める僕ら。もはやその世界観に入ることができない。
で、膝丸がAを抱くと……
「きゃはは」
こうなる。
Aも大倶利伽羅の時と同じ反応。もしかしたらAは大人しい人の方が好きなのかもしれない。よく笑うからね。
「なっ、笑った……？」
初々しい反応ありがとう。
「次、加州と蛍丸ね。……あら」
「やぁ」
「お、おう」
Aが笑ったことで少し空気が和んだ部屋に、主が次の手入れ者を呼びに来た。 そこでばったり会った主と源氏兄弟。主は目を見開くと、
「これ、誰が……？」
ありえないと言うようにAを凝視した。言葉はそう呟いたものの、誰が顕現したのかはもう分かっているようだ。
「嘘でしょ？ その歳で二振りも顕現したというの？」
主は受け入れがたい事実を受け止めようと必死なのがよく分かる。
「とりあえず、加州と蛍丸は手入れ部屋に。後でゆっくりお話ししましょう」
「了解」
「ああ」
手入れが先だと判断した主は二人を手入れ部屋へと連れていく。Aは依然として膝丸が抱いている。
「ところで一つ気になったんだが、検非違使とは二回遭遇したのかい？」
出なければ二振りも落ちないだろう。
主は検非違使がこの源氏兄弟を落とすことを知っていたが、例外ではないように一回の戦闘で敵が落とすのは一振りのみである。
「いや、それが髭切が先に落ちたんだよ。そしたら膝丸が金属音を立てやがってさ。検非違使が離してったんだ」
───それって有りなのかい？
─────────
リクエストかあったので源氏兄弟が仲間入りです。膝丸はよっぽど髭切のことが心配だったみたいです。だから刀のまま大声で叫んだら金属音にしかならなかったんだと思います。雑な設定すみません(´・ω・`)
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華骸(プロフ) - 彼岸さん» ご指摘ありがとうございます！ 勉強不足でした、すみません……。これから書き直してきたいと思います！ 期待に応えられるような作品に近づけられるよう頑張ります(o゜◇゜)ゝ (2016年5月15日 15時) (
レス) id: 31ae3f7e34 (このIDを非表示/違反報告)
彼岸 - 三日月ほとんどあなやしか言ってないじゃないですか。もう少し頑張ってください (2016年5月15日 1時) (レス) id: 1299317818 (このIDを非表示/違反報告)
彼岸 - あなやの使い方間違ってるよ (2016年5月15日 1時) (レス) id: 1299317818 (このIDを非表示/違反報告)
華骸(プロフ) - kotoさん» 返信おくれてすみません！ 喉は大丈夫ですか？ リクエストして貰えたのが嬉しくて直ぐ様書きました(笑)喜んでいただけたなら幸いです(о´∀`о) (2016年5月9日 19時) (レス) id: 31ae3f7e34 (このIDを非表示/違反報告)
koto(プロフ) - 夜中(※丑三つ刻)に布団の中で続き読んでたら声にならない声で叫んでました。(ひぃ、喉痛い。)リクエストにこんなに早く対応して頂けるとは……ありがとうございます！(*´∀`*) (2016年5月9日 2時) (レス) id: cd7f3fd207 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：華骸 | 作成日時：2016年4月6日 20時
