第三十八話 青江は危険 ページ40
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「やぁ、歌仙くん。僕がミルクを作ってきたよ」
「青江……。朝餉は」
「抜けてきたに決まってるじゃないか。なに、ちょっと主の孫がどんな子か気になっただけだよ」
「そうかい」
「いやぁ、確かに可愛いね。食べてしまいたいくらいだよ」
青江にAを抱き奪われ、腕の温もりが消えた。それに寂しく思いつつ、手を握った。
彼はそのまま、ミルクをあげ始める。誰かの様子でも見ていたのだろうか。しっかりと抱き、端からみてもうまいとわかる。何だか癪だね。どうせ彼のことだから、石切丸あたりに教えてもらったのだろう。
「僕のミルクがそんなに美味しいのかい？ ふふ、ならもっとあげようか」
「青江ぇぇぇぇえ！」
スパーンと、襖を開け入ってきたのは加州。さすがだね、親衛隊の一人と陰で言われているだけあるよ。
「お前のミルクじゃないし！」
「いや、分からないよ？
……ごめん、もう言わないから石切丸。大太刀を構えるのは止めてくれないかな。僕はともかくAが危ない」
おや、石切丸も来たのかい。陰で父だなんて言われるだけあるよ。まったく、この本丸はいつから家族分担が出来たんだろうね。
因みに燭台切と一期は陰では母と言われている。一期が兄ではななく母と呼ばれるのにはきっと、Aの世話があったからだろう。
今剣あたりが言っていても不思議ではない。まぁ、今剣だって親衛隊の一人だけれど。
青江は危険だと言うことで、石切丸が引きずっていった。
僕は再びAを布団を寝かせ、隣で見守る。
隣につけば、無意識だとは思うけど、僕の指を握り締めてきたので頬が緩んだ。可愛さは否めない。
「ゆっくりおやすみ」
Aの瞼がくっつく。深い眠りについても、手は繋がれたまま離れなかった。
────────
歌仙って人を呼ぶとき「〜くん」ってつけるんですかね？ 宗三さんだけは「くん」つけにしないと違和感があるのでつけました(´・ω・`)
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華骸(プロフ) - 彼岸さん» ご指摘ありがとうございます！ 勉強不足でした、すみません……。これから書き直してきたいと思います！ 期待に応えられるような作品に近づけられるよう頑張ります(o゜◇゜)ゝ (2016年5月15日 15時) (
レス) id: 31ae3f7e34 (このIDを非表示/違反報告)
彼岸 - 三日月ほとんどあなやしか言ってないじゃないですか。もう少し頑張ってください (2016年5月15日 1時) (レス) id: 1299317818 (このIDを非表示/違反報告)
彼岸 - あなやの使い方間違ってるよ (2016年5月15日 1時) (レス) id: 1299317818 (このIDを非表示/違反報告)
華骸(プロフ) - kotoさん» 返信おくれてすみません！ 喉は大丈夫ですか？ リクエストして貰えたのが嬉しくて直ぐ様書きました(笑)喜んでいただけたなら幸いです(о´∀`о) (2016年5月9日 19時) (レス) id: 31ae3f7e34 (このIDを非表示/違反報告)
koto(プロフ) - 夜中(※丑三つ刻)に布団の中で続き読んでたら声にならない声で叫んでました。(ひぃ、喉痛い。)リクエストにこんなに早く対応して頂けるとは……ありがとうございます！(*´∀`*) (2016年5月9日 2時) (レス) id: cd7f3fd207 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：華骸 | 作成日時：2016年4月6日 20時
