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第三十一話 山姥切と ページ33

【山姥切国広side】



俺は山姥切国広。

いや、名乗っている場合ではないな。……この状況、どうしたものか。


目の前には赤子。主の……孫と言ったか。最近来たばかりではあるが、何人かの刀剣が離さないと本丸ではちょっとした騒ぎになっている。



昨日、主から召集がかかり大広間へ向かうと、赤子の世話を刀派ごとではなく全員で行うという旨が伝えられた。手のあいている者がみるのだという。




俺はただ何となく、部屋の前を通りかかっただけだ。そうしたら兄弟が腕をつかみ、無理やり部屋へと引き入れた。

バランスを崩し膝をつくと、ちょうど三日月が抱いている赤子と視線があった。


丸く、大きな黒い瞳。主に似ている、と感じた。


「だー……」



眠いのか欠伸を一つした赤子。



「可愛いでしょ? 抱っこする?」

「……いや、写しに世話されるのは嫌だろう」

「そう言わずにー」

「なっ、おい」



そして、赤子を渡される。思っていたよりも重く温かい。



「ね? 可愛いでしょ」



兄弟が覗き込むように言う。確かに可愛い。皆が離さなくなる、と言うのもわかる気がするが……



「兄弟」

「ん? どうかした?」

「……どうすればいい分からない」

「あー……」



どうすればいい!? ただ抱っこして赤子は満足なのか? いいのか、これで!?


「た、助けてくれないか」

「ふふ。頑張れ」

「き、兄弟!!」

「うぁー、う」



兄弟に見放された俺はこの後、布をとられたり、加州たちにからかわれたりと散々な目に遭った。


しかし……赤子が笑ったときは嬉しかった、ような気がしないでもない……。

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華骸(プロフ) - 彼岸さん» ご指摘ありがとうございます! 勉強不足でした、すみません……。これから書き直してきたいと思います! 期待に応えられるような作品に近づけられるよう頑張ります(o゜◇゜)ゝ (2016年5月15日 15時) (レス) id: 31ae3f7e34 (このIDを非表示/違反報告)
彼岸 - 三日月ほとんどあなやしか言ってないじゃないですか。もう少し頑張ってください (2016年5月15日 1時) (レス) id: 1299317818 (このIDを非表示/違反報告)
彼岸 - あなやの使い方間違ってるよ (2016年5月15日 1時) (レス) id: 1299317818 (このIDを非表示/違反報告)
華骸(プロフ) - kotoさん» 返信おくれてすみません! 喉は大丈夫ですか? リクエストして貰えたのが嬉しくて直ぐ様書きました(笑)喜んでいただけたなら幸いです(о´∀`о) (2016年5月9日 19時) (レス) id: 31ae3f7e34 (このIDを非表示/違反報告)
koto(プロフ) - 夜中(※丑三つ刻)に布団の中で続き読んでたら声にならない声で叫んでました。(ひぃ、喉痛い。)リクエストにこんなに早く対応して頂けるとは……ありがとうございます!(*´∀`*) (2016年5月9日 2時) (レス) id: cd7f3fd207 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:華骸 | 作成日時:2016年4月6日 20時

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