第二十八話 慰め ページ30
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「あ、主！ あのね、お願いがあるんだー」
「蛍丸からのお願いなんて珍しいわね。どうしたの？」
「刀派ごとじゃなくて、みんなでAの世話がしたいんだー」
「な、何だってぇぇええ！」
主に可愛くおねだりする蛍丸くん。それはあざとさを感じさせる。隣で、“あの”やる気のない明石くんが起き上がって拳を握った。……どういう感情なんだろう。
因みに蛍丸くんの頼みを聞いたあと、叫んだのは加州くん。
「か、加州くん？ どうかした？」
僕が聞くと、加州はバッとこちらを向き必死な形相で言い放つ。
「皆で世話することになったら、皆になついちゃうじゃん！ 大きくなったとき、俺なんかただの刀としか見られなくなっちゃうじゃん！ 愛されないじゃん！」
「うるさい。首落ちて死ね」
「お前ぇぇえ！」
安定くんの胸ぐらをつかみながら、ガクガクと揺らす彼は大泣きしている。
そして落ち着いたかと思ったら今度は本体を取り出し、その場に座った。
「どうせ俺なんて愛されっこないんだ……」
「加州くんんんんん！？」
切腹しようとする手を止めさせ、なんとか宥める。しかし依然として落ち込んだままだ。どうしようかな。
「あー？ だ、うー」
その時、タイミングよくAちゃんが加州くんに向かっていったのだ。
その様はまるで慰めているようで、膝に手を伸ばしぺちぺちと叩いている。
「A！！」
ギュっとAちゃんを抱き締めた加州くん。彼の後ろには桜が散った。
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華骸(プロフ) - 彼岸さん» ご指摘ありがとうございます！ 勉強不足でした、すみません……。これから書き直してきたいと思います！ 期待に応えられるような作品に近づけられるよう頑張ります(o゜◇゜)ゝ (2016年5月15日 15時) (
レス) id: 31ae3f7e34 (このIDを非表示/違反報告)
彼岸 - 三日月ほとんどあなやしか言ってないじゃないですか。もう少し頑張ってください (2016年5月15日 1時) (レス) id: 1299317818 (このIDを非表示/違反報告)
彼岸 - あなやの使い方間違ってるよ (2016年5月15日 1時) (レス) id: 1299317818 (このIDを非表示/違反報告)
華骸(プロフ) - kotoさん» 返信おくれてすみません！ 喉は大丈夫ですか？ リクエストして貰えたのが嬉しくて直ぐ様書きました(笑)喜んでいただけたなら幸いです(о´∀`о) (2016年5月9日 19時) (レス) id: 31ae3f7e34 (このIDを非表示/違反報告)
koto(プロフ) - 夜中(※丑三つ刻)に布団の中で続き読んでたら声にならない声で叫んでました。(ひぃ、喉痛い。)リクエストにこんなに早く対応して頂けるとは……ありがとうございます！(*´∀`*) (2016年5月9日 2時) (レス) id: cd7f3fd207 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：華骸 | 作成日時：2016年4月6日 20時
