第二十四話 驚き ページ26
【燭台切光忠side】
やぁ、僕の名前は燭台切光忠。
今日は僕たちがAちゃんの世話係ということで、歌仙くんと主に朝餉当番を代わって貰った。
主からは光忠が世話するのは安心して見てられるわね、なんて言われたけれど、上手くやれるか不安なところ。
でもやると言った以上、格好よくきめたいよね!
隣にいた鶴さんとくりちゃんを起こし布団を畳ませる。もうすぐで加州くん達がくると思うんだけど……
そう思ってみていたがいつまでたっても来る様子はない。
もしかして今日は僕たちの当番じゃなかった……?
不安になってきて二人を見ると、くりちゃんはつまらなそうに襖を眺めている。どうやら、気にしないようにしているらしいけど嬉しいんだね、桜舞ってるよ。
鶴さんは何かこそこそやっている。大方驚きの為の支度と言った所だろうか。あ、今鼻眼鏡見えた。
何だ、思ったよりもみんな楽しみにしているんだね!
「おっ、来たか?」
鶴さんが反応したと思えば、誰かが話をしながら歩いてくる音が聞こえる。声から判断するに加州くんと安定くん。
鶴さんは襖に張り付き、何やらニヤニヤしている。
「ちょっ、鶴さん? 驚かす気?」
「ああ!」
「やめた方がいいんじゃないかな」
その間にも声は近づいて……。
「ごめん、遅れた!」
「わっ!」
「ぎゃあああ!」
「うわぁ!」
「うぇぇぇえん!」
あーあ……。
鶴さんが驚かせたことで二人が絶叫。大人しかったAちゃんもビックリして泣き出した。
もう、言わんこっちゃない。
とりあえず加州くんと安定くんがAちゃんをあやしている間、僕は鶴さんにちょっとばかり大人の話(訳:説教)をした。
朝から疲れるなぁ、全く。
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華骸(プロフ) - 彼岸さん» ご指摘ありがとうございます! 勉強不足でした、すみません……。これから書き直してきたいと思います! 期待に応えられるような作品に近づけられるよう頑張ります(o゜◇゜)ゝ (2016年5月15日 15時) (レス) id: 31ae3f7e34 (このIDを非表示/違反報告)
彼岸 - 三日月ほとんどあなやしか言ってないじゃないですか。もう少し頑張ってください (2016年5月15日 1時) (レス) id: 1299317818 (このIDを非表示/違反報告)
彼岸 - あなやの使い方間違ってるよ (2016年5月15日 1時) (レス) id: 1299317818 (このIDを非表示/違反報告)
華骸(プロフ) - kotoさん» 返信おくれてすみません! 喉は大丈夫ですか? リクエストして貰えたのが嬉しくて直ぐ様書きました(笑)喜んでいただけたなら幸いです(о´∀`о) (2016年5月9日 19時) (レス) id: 31ae3f7e34 (このIDを非表示/違反報告)
koto(プロフ) - 夜中(※丑三つ刻)に布団の中で続き読んでたら声にならない声で叫んでました。(ひぃ、喉痛い。)リクエストにこんなに早く対応して頂けるとは……ありがとうございます!(*´∀`*) (2016年5月9日 2時) (レス) id: cd7f3fd207 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:華骸 | 作成日時:2016年4月6日 20時