第十七話 恐怖 ページ19
【加州清光side】
俺は加州清光。川の下の子、河原の子ってね。
朝になって一期からAを預かった俺と安定は、三条派の部屋へと向かっている。
正直、あの平安刀たちが世話をするのは危険だと思ってるけどね。主に三日月とか三日月とか三日月とか。
昨日だって聞こえたんだよ、隣の部屋から(俺達の部屋と三条派の部屋は隣同士)。
─────昨夜のこと。
「清光、何そわそわしてるわけ」
「べっつにー。俺もAと寝たかっただけ」
「じゃあ無理いって粟田口の部屋に寝かせてもらえば良かっただろ」
「鯰尾いるし。あそこに入るのには勇気がいる」
二人布団を敷き、そろそろ就寝という頃……
いつもはもう寝静まっているはずの三条の部屋から賑やかな声が聞こえた。
静かにして会話を聞いていると、
「明日は俺達が当番だそうだ。楽しみだなぁ」
「三日月! そのうではなんですか。だっこのれんしゅうですかきもちわるいですよ」
「今剣は毒舌だなぁ! 昼間抱けなかったことを根に持っているのか、ガハハ!」
「うるさいですよ岩融」
怖いんだけど、色々と!
「三日月、抱っこの練習してるの!? 怖いんだけど! そもそも練習するもんじゃないでしょ」
「と言うか今剣も怖い。可愛い顔してめちゃくちゃ毒吐いてるじゃん」
「俺、明日じじいたちの中に入るの嫌なんだけど!」
「補佐するって言っただろ」
「…………」
「…………」
暫くの沈黙が続いた。
「……寝よっか」
「そうだね」
結局、何もなかったと自分に言い聞かせ床に潜る。そしてそのまま眠りについたのだった。
────────
基本的に格好いい刀は今のところはいません。
おじいちゃんがほけほけしてるだけです(´・ω・`)
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華骸(プロフ) - 彼岸さん» ご指摘ありがとうございます! 勉強不足でした、すみません……。これから書き直してきたいと思います! 期待に応えられるような作品に近づけられるよう頑張ります(o゜◇゜)ゝ (2016年5月15日 15時) (レス) id: 31ae3f7e34 (このIDを非表示/違反報告)
彼岸 - 三日月ほとんどあなやしか言ってないじゃないですか。もう少し頑張ってください (2016年5月15日 1時) (レス) id: 1299317818 (このIDを非表示/違反報告)
彼岸 - あなやの使い方間違ってるよ (2016年5月15日 1時) (レス) id: 1299317818 (このIDを非表示/違反報告)
華骸(プロフ) - kotoさん» 返信おくれてすみません! 喉は大丈夫ですか? リクエストして貰えたのが嬉しくて直ぐ様書きました(笑)喜んでいただけたなら幸いです(о´∀`о) (2016年5月9日 19時) (レス) id: 31ae3f7e34 (このIDを非表示/違反報告)
koto(プロフ) - 夜中(※丑三つ刻)に布団の中で続き読んでたら声にならない声で叫んでました。(ひぃ、喉痛い。)リクエストにこんなに早く対応して頂けるとは……ありがとうございます!(*´∀`*) (2016年5月9日 2時) (レス) id: cd7f3fd207 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:華骸 | 作成日時:2016年4月6日 20時