第十六話 就寝 ページ18
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「皆、A様を預かってきたよ」
鯰尾がA殿を預かってくる間、私たちは布団の準備を終えていた。みんな、浴衣姿で眠りにつこうとしている頃だ。
「いち兄、はい」
「ああ、ありがとう」
A殿を預り、布団に寝かせた。と言っても、もう既に眠っていて口をもごもごさせているのだが。
「じゃあ、今日は俺がいち兄の隣に……」
「もぉー、鯰兄ったらA様のこと好きすぎ」
「えへへ」
「まぁ、いいじゃないか。鯰尾、夜泣きしたらあやすの手伝ってくれるかい？」
「任せてよ！」
「頼もしいな。さ、みんな。寝ようか」
数十分もすれば、寝るのが遅い薬研からも規則正しい寝息が聞こえてきた。
静まり返った部屋の中。
月明かりが入るように細く開けた襖からは、青い明かりが差し込んでくる。今日は満月なようでいつもよりも明るい。
後藤の布団を直し、A殿の腹部をとんとんと優しく叩きながら心音を真似てみた。
安らかな眠り。
夜泣きすると言っていたが今のところはなく。もう少しすればお腹が空いて泣くのだろう。
「きっと……貴女は……」
───本来ならば、今ごろは両親に挟まれながら眠っていたのだろうか。
ここで過ごす以上、普通の人間よりも分からないことも出てくるはずだ。
私たちもこんなことは打たれてから初めてのこと。何もかもお互いが探り探りの状態で。それでも出来ることは何でもしていきたいとは思う。
さて、明日は三条だったか。石切丸殿や加州殿が先陣を切って世話してくれることだろう。
三日月殿あたりは離さなくなりそうですな。
ふふ、と最後に笑い私も瞼を閉じた。
────────
溺愛候補の皆さん↓
鯰尾・三日月・加州・乱
これからも増えていくはずです。
そしてお気に入り・評価・hit・コメント、増えています。ありがとうございます！(゜Д゜≡゜Д゜)
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華骸(プロフ) - 彼岸さん» ご指摘ありがとうございます！ 勉強不足でした、すみません……。これから書き直してきたいと思います！ 期待に応えられるような作品に近づけられるよう頑張ります(o゜◇゜)ゝ (2016年5月15日 15時) (
レス) id: 31ae3f7e34 (このIDを非表示/違反報告)
彼岸 - 三日月ほとんどあなやしか言ってないじゃないですか。もう少し頑張ってください (2016年5月15日 1時) (レス) id: 1299317818 (このIDを非表示/違反報告)
彼岸 - あなやの使い方間違ってるよ (2016年5月15日 1時) (レス) id: 1299317818 (このIDを非表示/違反報告)
華骸(プロフ) - kotoさん» 返信おくれてすみません！ 喉は大丈夫ですか？ リクエストして貰えたのが嬉しくて直ぐ様書きました(笑)喜んでいただけたなら幸いです(о´∀`о) (2016年5月9日 19時) (レス) id: 31ae3f7e34 (このIDを非表示/違反報告)
koto(プロフ) - 夜中(※丑三つ刻)に布団の中で続き読んでたら声にならない声で叫んでました。(ひぃ、喉痛い。)リクエストにこんなに早く対応して頂けるとは……ありがとうございます！(*´∀`*) (2016年5月9日 2時) (レス) id: cd7f3fd207 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：華骸 | 作成日時：2016年4月6日 20時
