つづき。 ページ8
「最後だよー ハイ！3・2・1・」
“パシャ”
とても疲れ切ってる俺の体。
足を踏み出そうとしたその瞬間、俺の体はふわりと傾き床に打ち付けられた。
一瞬のことだったが、俺にとってはとても長く感じた。
悲鳴が聞こえ、愛しい人の「慧！！」と俺の名前を呼ぶ声が耳に聞こえた。
だめじゃん。スタッフさんもいるのに呼び捨てにしちゃ。ほんと涼介ってばか。
そんなことを考えてる暇はなかったけど、こうでもしないと怖さが消えなかった。
メンバーに嘘をついてしまった。
こうなるんだったら言っとけばよかった。
霞んでいく視界の中、俺は後悔と罪悪感の涙を流した。
「慧！！」って俺の名前を呼び続ける涼介の顔を最後に俺は意識を失った。
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
ym side
なんだか今日の慧はいつもと違う気がした。
元気がなくて隠してたつもりなのかも知れないけどその違和感にはなんとなく皆も気づいてた。
何か辛いことがあったのかな。そう考えると悪い事しか浮かんでこなくなって考えるのを一度辞めた。
少ししてから慧が寝不足だって言ってソファで寝初めた。
俺と慧の順番が回ってきたとき慧を起こすのはとても申し訳ない気持ちになったけど起こさない訳にもいかないので慧を起こした。
分かった。と言って立ち上がった慧がふらっと俺の方に倒れかかったときはとてもびっくりした。
慧が倒れないように咄嗟に手を出して慧を支えた。
慧の体温は異常なほどに熱くて慧が元気がなかった理由が分かった。
熱があるなら無理に撮影を続ける必要はない。そう思って声を掛けたが慧は「撮影が終わるまでは頑張る」と言って聞かなかった。俺は本当に慧が心配だったが余計なことに慧の体力を使わせたくないと思った俺は渋々その言葉に頷いた。
ふたりでの撮影は何事も無くすぐに終わったが、問題はこのあとだった。
jump全員での撮影がなかなか終わらないのだ。
慧が心配になって慧がいる方を向くと「大丈夫」とアイコンタクトを送る慧を見てもっと心配になった。本当に大丈夫なのか？と。
やがて最後の撮影が終わり慧のところにいこうとするが慧の様子がなんだかおかしい。撮影は終わったはずなのにその場から動こうとしない。
次の瞬間、慧はふわりと空を舞うように床に向かって倒れた。
目の前のことが理解できなかった俺はしばらくその場を動くことができなかった。
急いで慧の元へ駆け寄ると慧は涙を流していた。
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konokuro(プロフ) - 本作品の続編を書くかどうか迷っておりますのでなにかご提案がありましたら是非お書きくださいませ( ´ ▽ ` ) (2018年6月7日 22時) (
レス) id: 8ceddc39fa (このIDを非表示/違反報告)
konokuro(プロフ) - いつもkonokuroを支えてくださっている皆様、ありがとうございます。おかげさまで本作品も完結に近づいております！ここまでやってこれたのは今まで支えてくださった皆様方のおかげです。本当にありがとうございます( ´ ▽ ` ) (2018年6月7日 22時) (レス) id: 8ceddc39fa (このIDを非表示/違反報告)
konokuro(プロフ) - 彩さん» うん！ (2018年6月3日 11時) (レス) id: 8ceddc39fa (このIDを非表示/違反報告)
konokuro(プロフ) - 彩さん» 彩ちゃんとならどこでも楽しいから( ´ ▽ ` ) (2018年6月3日 11時) (レス) id: 8ceddc39fa (このIDを非表示/違反報告)
彩(プロフ) - konokuroさん» やったー！！じゃあ、予定は電話でまた今度じっくり決めよーね！来年もぜひ！！ (2018年6月3日 11時) (レス) id: 5c1f518f04 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：konokuro | 作成日時：2018年4月4日 1時
