カンパニュラ

濃い ページ4

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お兄さんに連れてこられた所には黒い車の…ポルシェだったかな。そんな感じの名前の車があった。

車にはこれまた黒い服装の人が乗っているではありませんか…

どんだけ黒が好きなんだよ…


「？！アニキこいつは…？」


私の顔を見るなり、驚いた顔をする男の人。

まぁたしかに急に知らない人を連れてきたら、ねー。


「知らねぇ。が、こいつは使える。」


使える？なにに？


「…アニキが言うなら…」


え、何か言ったのこの人。
使えるしか言ってなくない？
え、会話してるの？すご。


「おい、お前名前は。」


「…A」


「A、か…。」


それだけ言い、それ以外は何も喋らなかった。


その後はどこかに着いて、変なところに連れていかれて、偉い人っぽい人と話して、なんかコードネームみたいなものをもらって、幹部らしい人達と会って。



それから月日が結構経って。

私はハッキングを中心に活動していた。
人を直接殺めたりすることはない。
ジンがそういうことをやらなくていいように手配してくれているみたい。

なんだかんだ結構上手くやっていけているのかも。

組織のメンバーには可愛がってもらってるし。


それに
黒の組織に入る1年ぐらい前に爆弾事件があってその時に会って以来、よく話していた研二さん。

その人の友達である四人と色々あった。

研二さんの親友である陣平さん、NOCだったスコッチである光(ひかる)さん、頼れる存在の航さん、またもやNOCである零さん。

零さん以外の人は亡くなりそうな状況下の中、出会った。

あ、元々光さんは組織で会ってたから知ってたんだけどね。

光さんはNOCだとバレたため、始末される。
それが分かっていた私はどうにかして生き延びれるように色々としたんですよ。
流石に死ぬのがわかっている人を死なせたりはしないし。

その時に秀一さんもNOCだってことを知った。


で、私は色々あって公安警察，そしてFBIの協力者っていう立場にいるっぽい。


ジンもベル姉もウォッカも…全員大好きで大切な存在だけど、これ以上人を殺して欲しくない。

だから私は警察の味方をする。



今思うと私の人生ってすごく濃いんだな。


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