理由 ページ22
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「あいつは表の顔は良い奴だったけど裏の顔はサイテーな野郎だったんだ。
私の親友はあいつの元カノだった。
浮気癖がすごくて、浮気のことがバレる度に『俺が浮気するのはお前だけじゃ満足出来ないからだ』って…
あの子は我慢ができなくなって別れを切り出した。でもあいつは逆上して蹴ったり殴ったり…
『お前に決める権利はない』だってさ。
それから毎日のように暴行されてたんだって。
…そのせいであの子は自 殺した。」
「波多野さんは親友
私はいとこ
倖田さんはお隣さん
大畠さんはいとこだったの。
葬式の時に初めて会って、なんであんなにいい子が自 殺なんて…って思って四人で協力して調べたの。
そしたらあいつのせいだってことが分かって…」
「それからははやかった。
絶対に殺してやるって思った。
爪楊枝でやる時に皮膚を刺しちゃうって聞いたことがあったから。
でももし、今回ダメだったら諦めるつもりだった。」
「誰にでも優しくてほんとにいい子だったの。
だからこそ、私たちはあいつを許せなかった。許しちゃダメだって思った。
たとえ…私たちが殺人犯になろうとも…」
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四人は連行されていった。
子供たちは悲しそうにずっと見守っていた。
「…そんなことする人っているんだね」
「姉ちゃんたちは悪くねぇ。悪いのはあの男だ!」
「そうですよ!!」
涙を浮かべて訴えかける三人。
「それでも!!…それでも人を殺すのは間違ってる。」
「そうね。いくらあっちに非があっても殺すのはダメよ。」
コナンくんと哀ちゃんに言い返され、しゅんとした三人。
「…さてと!お姉さんがケーキ奢ってあげるから元気だしな!ね?」
「「「ほんと?!」」」
…まぁ回復が早いこと早いこと。
食いしん坊だね…
人のこと言えないけど
「えぇ。安室さん、ケーキ五つください。」
「かしこまりました。」
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舞香(プロフ) - 黒木燈さん» ありがとうございます!面白いと思ってくれたら幸いです! (2018年12月9日 1時) (レス) id: 3f16b21783 (このIDを非表示/違反報告)
黒木燈(プロフ) - 読む前ですが興味を引かれたりしたので…。カンパニュラの花言葉ってたしか感謝…だったっけ、間違えてたらすみません!そのカンパニュラとお話との関連性がとても気になります!じっくり読ませて頂きます…!! (2018年12月8日 22時) (レス) id: a2f3698a22 (このIDを非表示/違反報告)
舞香(プロフ) - 黒猫さん» ありがとうございます!そう言って頂けて本当に嬉しいです。ありがとうございます! (2018年12月1日 16時) (レス) id: 3f16b21783 (このIDを非表示/違反報告)
黒猫 - とっても面白いです!舞香さんは私の憧れの人です!お体に気をつけて更新してください! (2018年9月4日 21時) (レス) id: 051298b010 (このIDを非表示/違反報告)
舞香(プロフ) - ももさん» 久しぶりになってごめんなさい!ありがとうございます! (2018年9月4日 17時) (レス) id: 3f16b21783 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:舞香? | 作成日時:2018年6月22日 23時