私は直人の再従兄弟です。３

剛典side ページ11

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迎えに来てくれたマネージャーが運転している車にバタバタと乗り込む。


誰も一言も喋らない。


…やっぱりここで一番最初に発言するのは



NAOTO「…何があったんだろうね。A」



直人さんだ。




直己「起きてから様子がおかしかったですよね。」



健二郎「アンチとかか？」



隆二「…でもAはファンの人たちに人気じゃなかった？」


広臣「下手したら俺らより人気だしな」



ELLY「寝る前まで何ともなかったよね？
…起きてすぐなにかあったとか？？」



剛典「もしくは…寝ている時？」


隆二「寝ている時って…夢ってこと？？」


直己「何かトラウマがあってその夢を見たとか？」


直人「トラウマ…か」


広臣「何か知ってるんっすか？」


直人「いや…トラウマとまでは行かないだろうけど…
…前、おばs…Aのお母さんから聞いたことがあってさ。
……親友が亡くなったって。」



｢｢｢｢｢｢？！｣｣｣｣｣｣


親友が…亡くなった…？？




あんなに綺麗に笑うのに


毎日楽しそうに笑っているのに


過去には辛くて悲しい出来事があったなんて、微塵たりとも思ってなかった。



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