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土方side
途中で永遠との連絡が途絶え、万事屋にいると言ってたのでとりあえず迎えに行くことに。万事屋の戸の前まで来ると、何やら中が騒がしく、
「(何してんだ、?アイツら..)」
そう思い戸に手をかけようとした時、勢いよく戸が開いて誰かが出てくる。それは永遠で、...永遠は出てくるなり息をきらしてその場に座り込んでしまい
「どうした永遠、?..つーかお前、その格好__」
なぜか万事屋の服を着ている彼女にそう声をかけると、彼女は顔をあげて
「あ..ひじ、かたさん...__」
力なく俺の名を呼んだ。それだけじゃない、彼女の様子はいつもと違って。彼女の瞳には微かだが何かに怯えているような色が見えた
そして俺は気づいてしまった。..彼女の首筋には数ヶ所赤い痕が残っているのを
「...永遠、お前下に行って車の中に乗ってろ。」
俺は隊服の上着を脱いで、アイツの頭に被せるようにして乗せる。...アイツがあんな顔してるのは初めて見た、と同時にそういう顔をさせたのであろう野郎に苛立ちを感じた
万事屋の中に入ると、チャイナ娘が酔っ払った野郎に
「銀ちゃん最低ネ!いくら女に飢えてるからって、美少年まで手に出すアルか、!?このマダヲ!!」
「は...?美少年?お前、何言って__」
俺は野郎の言葉を遮るようにして胸ぐらを掴み、
「お前..永遠に何した、」
そう聞くと野郎は酔ってるのもあるせいか、俺をおちょくった口調で
「えっと..大串君?ンな睨むなよ、...そんな俺とアイツのこと気になる訳、?」
酔っぱらいとは話にならないと思い、俺はアイツの胸ぐらを離し背を向けて
「...次アイツに何かしたら許さねェからな、覚えとけ。」
そういって俺は近くに畳まれてあったアイツの隊服を持ち、ひとまず万事屋を後にした
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作者名:アスミ | 作成日時:2019年9月26日 0時