黒の歪み【名探偵コナン】 (ページ8)

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▽07…Hiroine side ページ8

*

～下校時刻～

女「珠里ばいばーい！」
男「またね小黒原さん！」

貴方「みんなまったねー！」

…このキャラでやっていくのキツイなぁ
どこかでイメチェンしたい←

世良「珠里ちゃん！おまたせ」

…そう。
私はこれからこの女に "兄" を紹介するのだ

だが私には兄など存在しない。
どうしたかというと…

貴方「兄さんただいまー」

ウォ「お、おかえり～;;」

予めメールで連絡しておいたジンとウォッカに
早急にアパートを借りて兄がいるかのように演出してもらった

…なぜジンではなくウォッカにしたか？
そんなの決まってるじゃない。
ジンを世良真純の前に立たせたら
一瞬で私たちのことがバレるわよ

世良「はじめまして！僕は～」

と、ここからは自己紹介や困っていることとか
適当に作り話を上手くして乗り切ったわ←

・

・

貴方「世良さんのおかげで兄の悩みも吹っ飛んだみたい！！
本当にありがとう！！」

世良「いやぁ、僕大したことしてないよ」

私は今世良を途中まで送っている最中だ。
…まぁ形上、"兄"の悩みを解決してくれているから
これくらいはしてあげたほうが善人っぽいと思ってね

私たちがわちゃわちゃ話していると
隣の公園から何やら賑やかな子供の声がする

「あー歩美ちゃんそっち行きましたよ！」
「んーそれ！元太くん！」
「うわわ！よーしいっくぞー！とりゃ！！」

((ポーンットントンッ

公園から飛んできたのはサッカーボール
小学生がサッカーの練習をしているみたいだ

「あ！！世良の姉ちゃんじゃねぇか！」
「わあ！ほんとだぁ！」
「こんにちは世良さん！」

世良「やぁみんな！サッカーの練習かい？」

「うん！コナンくんに見てもらってるの！」

コナン…？

どこかで聞いたような…

『いや、あれは他殺だと思うよ』

『そっかー！コナンくんすごーい！』

あーあの時の子…か。