▼12…Conan side ページ13
*
"小黒原珠里" と名乗る女は車に乗って去っていた
あの車…ポルシェ356A…
間違いない。ジンの車だ…！！
あの女は確実に黒の組織の人間だ…
俺の正体がバレるのも時間の問題だろう…
その前に…
コナン「灰原…」
灰原「……」
例の賭け…
行けば灰原が連れていかれ
行かなければあいつらが…
くそッ！
どうしろってんだ…！
歩美「哀ちゃん…大丈夫？」
光彦「珠里さんは…悪い方なんでしょうか…」
元太「そんな風には見えなかったけどな」
灰原を気遣い側に駆け寄る3人
こいつらの身も危ないんだ…
明日は学校には行かず博士の家にいた方が良さそうだな…
灰原「大丈夫よ、心配かけてごめんね」
コナン「灰原、ちょっと来い。世良の姉ちゃんも」
俺は2人を呼び出した
呼び出した理由。それは決まっている。
まずは情報収集からだ。
コナン「灰原。あの女は何者なんだ？」
灰原「…コードネームは��シルビア��。
組織最年少の上級幹部、ジンとウォッカを中心に組織を動かしている1人よ」
「「？！」」
灰原「私も詳しくは知らないけど、会うのは2度目になるわね…」
コナン「会ったことがあったのか」
灰原「えぇ…。お姉ちゃんの事件でね」
コナン「なんだって？！」
お姉ちゃん…宮野明美。
元々組織の一員だがジンに殺 されたと聞いていたが…
あれも奴の指示だったってことか…！
灰原「江戸川くん、余計なこと考えない方がいいわ」
コナン「…なんでだよ」
灰原「彼女に戦闘で勝った人なんて聞いたことない。
組織の中でもボスに一目置かれるほどの天才よ。彼女は」
そんなこと…わかってる。
わかってるけどなんとかしなきゃいけねぇ！
俺はこの時から
自分の身が工藤新一だということがバレることを
覚悟している____
続く
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作者名：専門女学生 | 作成日時：2019年4月24日 22時
