かっちゃんの幼馴染は。2 (ページ10)

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朝、私と勝己が歩いているとかなりの人に声をかけられた。

やっぱり雄英の体育祭ってすごいんだなと改めて実感したのだった。

朝、先生が入ってきて、今日のヒーロー情報学はちょっと特別だ、と言われドキッとした私たち。

上鳴くんなんかは「小テストとか？！」って焦っている。

先生「コードネーム、ヒーロー名の考案だ。」

ヒーロー名…

みんなは胸膨らむやつきたーーー！って騒いでるけど私は何も考えてない。

ヒーロー名って結構大切だよねー

プロのドラフト指名とかに関わってくるんだよね。

先生「で、これが集計結果だ。例年はもっとバラけるんだが3人に注目が偏った。」

黒板に集計結果が出される。

一位は轟くん、二位は勝己、三位は私、か…

「なんか一位と二位順番逆転してない？」って言う噂もちらほら。

あれ。よく見たら私勝己と1票差じゃん…

蛙水「ケロ、Aちゃん、爆豪ちゃんと一票差じゃない？」

その声で気がついたみんながおー！と声をあげる。

切島「やっぱ、表彰台で拘束されたらビビるんだろうな」

勝己「ビビってんじゃねぇよ！プロがァ！！」

A「まあまあ…」

先生「で、適当なものをつけたら…「つけたら地獄を見ちゃうよ！」」

その声がした途端上鳴くん、峰田くんが騒ぎ出す。

相澤先生は俺はこういうのできん、とか言って寝袋に入ってしまった。

ミッドナイト「じゃ！できた人から発表してね！」

(げっ…発表形式かよ…)

と誰もが思ったはず。

そんな中でも一番初めに教卓に立ったのが青山くん。

青山「行くよ…」

そう言って発表した名前のくせが強いこと。

いやぁ…こういうとこ、ほんと尊敬するよ、青山くん…

アイキャントなんとかなんとかって…しかも略してキラキラが止められないよ …すごいな。

みんなもすごい顔で見てる。

芦戸「じゃあ、次アタシ！」

そう言って発表した名前を見てミッドナイト先生は若干引き気味で却下。

(最初に変なの来たせいで大喜利っぽい空気になったじゃん…)

と思ったのは私だけじゃないらしく、瀬呂くんや出久もすごい顔になっていた。

そこに梅雨ちゃんが手を挙げ、ヒーロー名を発表。

蛙水「小学生の頃から決めてたの！梅雨入りヒーロー、フロッピー！」

か、かわいい…

その名前を聞いてA組の空気が変わった！

それからみんながどんどん発表し始めた。