かっちゃんの幼馴染は。2 (ページ3)

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出久side

上鳴「お！ついに爆豪とAの直接対決だぜ！」

次はいよいよかっちゃんとAちゃんの対決…！

切島「爆豪あいつ、A相手だと手加減したりすんじゃね？」

瀬呂「いや～爆豪、ずっと“俺が取るのは完膚なきまでの一位だ！”って言ってたからな！どうだろうな」

後ろの方ではかっちゃんとAちゃんの話で盛り上がっている。

麗日「デクくん！デクくんはどっちが勝つと思う？」

突然、隣の麗日さんに声をかけられる。

出久「うーん…かっちゃんの個性とAちゃんの個性は相性ぴったりだし…いや、でもこの戦いだったらかっちゃんの個性を自由に操れるAちゃんの方が有利っていう筋もあるのか…とはいってもお互い個性の弱点は知ってるし…」

麗日「あ、あのぉ…デクくん？」

麗日さんの声で我に帰る。

出久「ハッ！！ご、ごめん…！！」

つい夢中になって考え込んでしまってた…！

麗日「あ！Aが出てきた！」

「ヒーロー科実技入試一位、二位の実力者同士の対決だーーーーーーー！」

こうして、僕の憧れる2人の幼馴染の試合が幕を開けた。

「準決勝、スタートーーーーーーー！」

というミッドナイト先生の声が聞こえた瞬間、先に動いたのは、かっちゃんだった。

かっちゃんはAちゃんに向けて思いっきり爆破する。

上鳴「う～わ！やっぱ、Aでも関係なしかよ…なんつーか流石爆豪…」

…いや、そんなことはない…一見、一切の躊躇なく爆破を放ったように見えるけどかっちゃんはちゃんと当たらないように軌道をずらしている。

出久(そうか…Aちゃんは攻撃ができないんだ…この戦い、もしかしてかっちゃんの方が有利なのか…？)

そんなことを考えていると中学の時、散々聞かされてきたBOMB！！という爆発音がスタジアム内に響き渡る。

麗日「うわ！すごっ！今A、爆豪くんの個性使ったん？」

Aちゃんが使ったんだ…相変わらず応用の機転が上手い…！！