参拾伍。 ページ45
私は冨岡さんに連れられ、本部の庭までやってきた。
そこには8人の隊員と、拘束された炭治郎の姿が。
A「…ハッ！炭治郎！」
わたしが炭治郎の元へ行こうとした時、後ろから手を掴まれた。
冨岡「だめだ。今は行ってはならない。」
冨岡さんはそう言って私の両腕を掴む。
炭治郎「A…！」
禰豆子がいない…禰豆子は…！
不死川「おいおい、なんだか面白いことになってるなァ。鬼を連れた馬鹿隊員ってのはそいつかい。一体全体どういうつもりだァ？鬼がなんだって？坊主。人を守るために戦える？そんなことはなァありえねぇんだよ馬鹿がァ！」
そう言い放った途端、傷だらけの人は禰豆子の箱を自分の刀で刺した。
A「やめて…！」
炭治郎はその人に頭突きをかます。
私もどうにか腕を振り解こうとするも、力が…入らない。
その時。
「お館様の御成です。」
え…
反応できなかった…私が気づいた頃にはみんな跪いていた。
冨岡「痛くないか？」
私も慌てて跪くと、冨岡さんが私の容体を気にして力を緩めてくれた。
A「…はい。」
お館様「お早う皆。今日はとてもいい天気だね。空は青いのかな。顔ぶれが変わらずに半年に一度の“柱合会議”が迎えられたこと、嬉しく思うよ。」
柱合会議…？
なんのことだろう。さっき炭治郎が言ってた柱…柱って何？位のことなの…？
(知性も理性的も全くなさそうだった人が淡々と喋ってる…)
さっきの不死川さん？とやらが、お館様の前で、今こうしてちゃんと喋っていることに驚きが隠せない。
(手紙…？)
「一部抜粋して読み上げます。」
私達はお館様から鬼を連れた隊員として認めてくださっていたことを聞いた。
そして、
冨岡さんと鱗滝さんが、私たちのために…禰豆子のために命をかけてくれたことも…
それでも、鬼を連れてるということは、そう簡単には認めてもらえない。
たとえ4人の命がかけられたとしても。
鬼を滅してこその鬼殺隊なのだから。
不死川「証明しますよ。俺がァ！」
そう言って不死川さんは、自分の腕を切り、禰豆子の箱を突き刺した。
(ね、禰豆子…！)
よろよろと禰豆子が箱の中から出てくる。
…！禰豆子はいつでもお腹を空かせている。人間の血肉を喰らいたいのを、2年間も必死に我慢して来たんだ…
やめて…
A「だめだよ！禰豆子…人間は、守るもの、だから…！」
届くかは、分からない。だけど、それでも禰豆子に伝わるのであれば…
どうか…
届いて…
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金糖の少女 - たんじろーと兄妹もの探してたので助かります。トんだ。 (11月25日 22時) (
レス) @page1 id: ba14ff85c6 (このIDを非表示/違反報告)
マシュマロもち。(プロフ) - こと小説を読んでくださった皆さん、本当にありがとうございました。続編の方も読んでくださると嬉しいです！！来年も楽しいこと、辛いこといっぱいあると思います。お互い、頑張って乗り越えていきましょう！良いお年をお過ごしください！ (2020年12月31日 22時) (レス) id: 6968a06f94 (このIDを非表示/違反報告)
さら - こちらこそいつもありがとうございます！！お話楽しみにしてますね！！ (2020年12月29日 7時) (レス) id: 8178d9f7d8 (このIDを非表示/違反報告)
マシュマロもち。(プロフ) - 両方ですね！お好みで、読んでもらう形にします！ありがとうございます！挑戦してみます！ (2020年12月29日 0時) (レス) id: 6968a06f94 (このIDを非表示/違反報告)
さら - ありがとうございます♪♪楽しみにしてます！！両方のオチとかは作れたりします！！両方大好きなので！！ (2020年12月28日 23時) (レス) id: 8178d9f7d8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：板チョコミント。 | 作成日時：2020年12月17日 19時
