君の隣にいたい。壱

拾参。 ページ15

伊之助「俺は隙を見てお前に勝つ！かまぼこ権八郎！」

はい？誰…それ

炭治郎「誰なんだそれは！俺の名前は竈門炭治郎だ！」

伊之助「ああん？だから言ってるだろうが！」

善逸／A「「うるっさいわ！」」

あまりのうるささに起きた善逸くんと声が重なった。



* * * * *


『ここが、藤の家紋の家…』

お婆さん「鬼狩り様でございますか。」

善逸「ひぃぃぃ。お、お化け…」

炭治郎「こら！」

伊之助くんのほうは、

伊之助「なんだぁ？弱っちそうだな」

とか言ってお婆さんの頭をつっついている。

『こら…！！』

凄いなぁこんな鬼狩りにまで尽くしてくれるなんて…

お婆さんは、ご飯、浴衣、お布団を準備してくれた。あまりの速さに善逸くんはやっぱり化け物だよ！

って言ってたけど炭治郎に怒られるよね。

その後はお医者様が容体を見てくれた。
3人揃って横に並ぶと凄いなとつくづく思う。みんなちゃんと鍛えてるんだなぁ。なんて呑気に考えていた。

炭治郎「Aも見てもらうんだぞ。」

え？ちょっと待って…

伊之助「ほら、早く脱げよ！」

はい？いやいや、男の子が3人いる前で脱げと？

頭大丈夫？！仮にも私、女の子！

善逸「お前らアホかよ！男3人の前で女の子が脱ぐと思うか？頭おかしいだろ！Aちゃん！別室で診てもらってね？！」

炭治郎「そうだな。Aは女の子だもんな…つい、家族だから大丈夫かと…」

炭治郎…そういう問題じゃないんだよ…

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