拾。 ページ12
『炭治郎〜炭治郎どこにいるの〜?炭治郎〜』
かすかにだけど炭治郎の匂いがしたと思ったんだけどなぁ。
炭治郎「A!無事だったか!」
『炭治郎こそ...怪我、大丈夫?』
炭治郎「ああ!Aも、怪我してただろ?大丈夫か?…そういえば、善逸は?」
『私は大丈夫!善逸くんも…無事だよ。』
炭治郎「そうか!よかった。みんな無事だな!」
安心したのも束の間。
炭治郎「…!血の匂いがする!」
炭治郎ほど鼻が効かないから分かんなかった…
血の匂いがするなら急がないと…
『炭治郎!先に行ってるね!炭治郎は女の子と一緒に来て!』
幸い足の方は折れたりしてないみたい…よかった。
もし、こっちから血の匂いがするとしたら…!いや、炭治郎が言ってるんだ…間違いない。
こっちから血の匂いがしているんだ…だったら善逸くんか、それとも正一くんか…どうか無事でいて…2人とも!
ガラガラ
『…っ!』
はぁ…はぁ…はぁ…
何があったのかは分からない。
けど、目の前ではさっき見た、猪の被り物を被った人が、禰豆子の箱を庇う善逸くんを蹴っていた。
重なる……重なって見える。あの時の光景と…六太を庇って倒れていた禰豆子の姿と………
落ち着いて…落ち着くの…そう言い聞かせても心臓の鼓動はだんだんと早くなっていく。
善逸「A……ちゃん…守ったよ…Aちゃんの大事な…物...」
猪「何言ってやがる!威勢のいいこと言ったくせに刀も抜かねぇ愚図が!」
『やめて!』
私はその猪に飛び蹴りをかました。
バキッ
善逸「骨…折ったァァァ…!」
「なんで善逸くんが刀をぬかないのか分からないの?隊員同士で徒に刀を抜くのはご法度だからよ!それを貴方は痛めつけて…卑劣極まりない…!』
猪「ガフッ…ゴホッゴホ…ハハハ…アハハッそうかい悪かったな。じゃあ、素手でやり合おうかァ!」
嘘でしょ?!なんなのこの人何も分かってないじゃない!
『隊員同士でやりあうのがダメなのっ!素手だからっていいわけじゃないの!っ!』
なんなのこの人…動きが
善逸「うわぁぁあ、なんつー動きだ。Aちゃんに骨折られたのに…てか、飛び蹴りで骨とか折れるもんなの…?!っていうか、これ、Aちゃんもご法度に触れるんじゃないのか…?」
(速い…!攻撃が速い…何でこんなことするの?ご法度だって知らないから?信じらんない…!)
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金糖の少女 - たんじろーと兄妹もの探してたので助かります。トんだ。 (11月25日 22時) (レス) @page1 id: ba14ff85c6 (このIDを非表示/違反報告)
マシュマロもち。(プロフ) - こと小説を読んでくださった皆さん、本当にありがとうございました。続編の方も読んでくださると嬉しいです!!来年も楽しいこと、辛いこといっぱいあると思います。お互い、頑張って乗り越えていきましょう!良いお年をお過ごしください! (2020年12月31日 22時) (レス) id: 6968a06f94 (このIDを非表示/違反報告)
さら - こちらこそいつもありがとうございます!!お話楽しみにしてますね!! (2020年12月29日 7時) (レス) id: 8178d9f7d8 (このIDを非表示/違反報告)
マシュマロもち。(プロフ) - 両方ですね!お好みで、読んでもらう形にします!ありがとうございます!挑戦してみます! (2020年12月29日 0時) (レス) id: 6968a06f94 (このIDを非表示/違反報告)
さら - ありがとうございます♪♪楽しみにしてます!!両方のオチとかは作れたりします!!両方大好きなので!! (2020年12月28日 23時) (レス) id: 8178d9f7d8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:板チョコミント。 | 作成日時:2020年12月17日 19時