44 ページ46
麗日「A、すごいよ！常闇くんのあのダークシャドウを捕まえるなんて！どうやったらあんな発想思いつくん？」
戻るといきなり私の目の前にお茶子の顔がドアップで映る。
耳郎「戦ってる途中で光が弱点って気づいたんでしょ！すごいよ！あれで気がつくなんて流石Aだよね」
光…そっか！たまたま私が使ったあの瓦礫に太陽の光が反射したんだ！言われてみればすごい眩しかったもんね。
ということはダークシャドウは光に弱いってことかぁ…じゃぁ、私は運が良かっただけじゃん！なんか悔しい…
次は誰だろ…
芦戸「A！よろしくね！次はアタシとよ！」
芦戸ちゃんか！油断はならない。必ず勝って準決勝いってやるんだから！
A「負けないよ！本気でいくからね！」
芦戸「A、強いからなぁ…ま！でも、やり合うからには本気でね！絶対勝つ！」
麗日「楽しみにしとるね！その前にウチは爆豪くんとやらんといけんけど…」
お茶子の声のトーンが下がる。
そうだよね、なんてったってあの勝己だもん。
A「お茶子…大丈夫、勝己はちゃんと分かってる。お茶子に直接あの爆発を当てたりしない。出久のこととなるとかなりいっぱいいっぱいになるみたいだけど…今まで近くにいてきた私だから言えることだから！」
一瞬、死ぬっ！！って感じの顔をしたけど、すぐに笑顔になって「Aが言うなら信じる！さっきのAの攻撃、参考にさせてもらうね！」と言って行ってしまった。
さっきの攻撃？よく分かんないけど役に立ったならいいや！
そんな話をしていると勝己が席を立つのが見えた。
A「あ、私もちょっと行ってくるね！」
そう言い残すと私は勝己を追った。
A「勝己！」
勝己「んだ…A」
振り返らずに勝己が返事をする。
A「一回戦、ちゃんと突破した！待ってる！勝己ならできると思うけど…頑張れ！」
なんて言えばいいのか分からなくなって辿々しい言葉になってしまう。
勝己「ふ…ありがとよ」
顔は見えなかったけどきっと勝己なら大丈夫だと思えた。
(……頑張れ！)
私はみんなのところには戻らなかった。
なぜか1人で勝己の活躍する姿を見ていたいと思ったから。
お茶子は勝己を捕まえようと必死だった。
何度爆発されたって、何度も立ち上がって勝己に手を伸ばす。
(…？！)
勝己の個性で崩れたコンクリートがなくなっていることに気がついた。
(上…？)
見上げた先には瓦礫が宙に浮いていた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 417人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
マシュマロもち。(プロフ) - 今から書き直すと話などが狂ってしまうので、入試と同じ日だったという形で読んでもらえないでしょうか…？勝手で申し訳ないです…これからも読んで下さらと嬉しいです…！ (2021年2月9日 21時) (
レス) id: 6968a06f94 (このIDを非表示/違反報告)
マシュマロもち。(プロフ) - あ！そうなんですか？！？！すみません…推薦ってことで実技入試のみ受けたという形にしてしまっていました…わざわざコメント、ありがとうございます！ (2021年2月9日 21時) (レス) id: 6968a06f94 (このIDを非表示/違反報告)
十六夜(プロフ) - すみません、10話くらいまで読んだ者なのですが、雄英高校の入試は推薦と一般は別の日に行われて仮装ヴィランとも戦ってないはずです…細かいところを言ってすみません。少し気になったので一応です。作品自体は素敵だと思います！更新頑張って下さい！ (2021年2月9日 19時) (レス) id: b216990563 (このIDを非表示/違反報告)
マシュマロもち。(プロフ) - 暖かいコメント、ありがとうございます！２日でお気に入りが30人！本当に嬉しいです！更新頑張ります！楽しみに待っていてください！ (2021年1月12日 6時) (レス) id: 6968a06f94 (このIDを非表示/違反報告)
ましゅふわ - これは神作品だぁ……かっちゃん可愛い！！それと何故伸びない……更新頑張ってください！！！ (2021年1月11日 22時) (レス) id: d8537287d4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：板チョコミント。 | 作成日時：2021年1月10日 8時
