4 ページ5
月日は流れあっという間に今日は雄英の受験日。
A「行ってきます、お父さん、お母さん…」
誰もいない部屋に向かって呟く。
A「雄英、ぜったいに受かってみせるから。」
ドアを開けると勝己の姿が。
勝己「…行くぞ」
A「うん…」
やれることはやってきた。
大丈夫…できるはず。
勝己「…おい、何つー顔してんだよ」
勝己の声で我に返る。
勝己「推薦もらってんなら大丈夫に決まってんだろ。自信持てや、バーカ」
そう言って頭をわしゃわしゃされる。
A「あ、ちょ！ぐしゃぐしゃじゃん、も〜」
勝己「フン、似合ってるぜ」
意地悪な顔して言ってくるけど勝己はいつも私のことをこうやってちゃんと落ち着かせてくれる。
A「…ありがと」
勝己「ん。じゃあ、行くぞ」
前を向くと見覚えのある後ろ姿が。
A「ん？あれ出久じゃない？」
勝己「ﾁｯあのクソナードが！」
A「まあまあ、お互い受験頑張るんだし…」
勝己「どけデク。俺の前に立つな、殺すぞ！」
早速突っかかってるし…
出久「ひぃぃぃ…！か、かっちゃん！受験、が、頑張ろうね…」
出久も出久ですんごいビビってる…
A「勝己、言い方！ごめんね…出久、受験頑張ろうね！」
出久「Aちゃん！推薦だからいいよなぁ…羨ましいよ…」
A「大丈夫！出久ならできるよ！学校いる時もなんかずっとブツブツ言って頑張ってたの見たし！頑張ろ！」
それだけ言って、先に行ってしまった勝己を追う。
「あれ、あの時の…爆豪じゃね？」
「じゃあ、隣にいんのはあの向変？」
うわぁ…何でみんな覚えてんだろ。
勝己「おら、行くぞ」
私は勝己に手を引かれて入試会場に入った。
* * * * *
勝己「てめぇ、どこだ。」
多分、勝己が言ってるのは演習会場のこと。
A「えっとー、Cだけど。勝己は？」
勝己は受験番号を見せてくる。
A「Aか…出久は？」
勝己と出久の間に座ってる私は出久にも聞く。
出久「Bだよ。」
勝己「つまりダチどうしで協力させねぇってことか。」
なるほど…受験番号は近いのに会場が違うってわけね。
出久「かっちゃんは？」
勝己「あ゛？！見んな殺すぞ！」
A「もー、私挟んでるから見えないって！」
なんでこうなるかな…
A「勝己はA、出久はBで私はC！」
勝己「ﾁｯこいつを潰せねぇじゃねえか！」
そう言って勝己は出久を指さす。
A「はいはい。潰せなくて結構ですから…」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 417人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
マシュマロもち。(プロフ) - 今から書き直すと話などが狂ってしまうので、入試と同じ日だったという形で読んでもらえないでしょうか…？勝手で申し訳ないです…これからも読んで下さらと嬉しいです…！ (2021年2月9日 21時) (
レス) id: 6968a06f94 (このIDを非表示/違反報告)
マシュマロもち。(プロフ) - あ！そうなんですか？！？！すみません…推薦ってことで実技入試のみ受けたという形にしてしまっていました…わざわざコメント、ありがとうございます！ (2021年2月9日 21時) (レス) id: 6968a06f94 (このIDを非表示/違反報告)
十六夜(プロフ) - すみません、10話くらいまで読んだ者なのですが、雄英高校の入試は推薦と一般は別の日に行われて仮装ヴィランとも戦ってないはずです…細かいところを言ってすみません。少し気になったので一応です。作品自体は素敵だと思います！更新頑張って下さい！ (2021年2月9日 19時) (レス) id: b216990563 (このIDを非表示/違反報告)
マシュマロもち。(プロフ) - 暖かいコメント、ありがとうございます！２日でお気に入りが30人！本当に嬉しいです！更新頑張ります！楽しみに待っていてください！ (2021年1月12日 6時) (レス) id: 6968a06f94 (このIDを非表示/違反報告)
ましゅふわ - これは神作品だぁ……かっちゃん可愛い！！それと何故伸びない……更新頑張ってください！！！ (2021年1月11日 22時) (レス) id: d8537287d4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：板チョコミント。 | 作成日時：2021年1月10日 8時
