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出久side
僕が目を覚ました時は、もう帰る時間だった。
(相澤先生に縛り上げられる…)
そんなことを考えながら教室へ戻っていると壁にもたれて座り込んでいるAちゃんの姿があった。
A「出久！」
出久「Aちゃん！」
A「大丈夫？！流石に２日連続はきついよね…」
出久「昨日は指だけだったから大丈夫だったんだけどね…」
小さい頃から優しかったAちゃんは、僕が怪我した時、いつも慰めてくれていた。
Aちゃんの両親はプロヒーローだったから家を空けていた日が多く、よく遊んでいたのを覚えている。
A「出久、かっこよかったよ！私が言うのもあれだけど、強くなったね！出久は雄英、あってると思うよ！」
あの頃と変わらないあどけない笑顔で笑うAちゃん。不意にも可愛いと思ってしまう。
Aちゃんに「かっこよかったよ！」って言ってもらえるとやっぱり嬉しい。入学初日の時だって、制服が似合ってるって言われて正直ものすごく嬉しかった。
いつもだいたいかっちゃんの隣にいるからなかなか近づけない。
だからこうして話すことも滅多にないわけであって、僕にとってはなかなか珍しいことだった。
“ 約束、したじゃん…3人で…ヒーローになろうって…！”
何で聞こえたのかは未だに分からないけど僕の耳にはたしかにAちゃんの声が届いた。あの時その言葉を聞いて、僕たちは3人でヒーローになるんだ！って約束したことを思い出す。
出久「Aちゃん…ありがとう！3人で…ヒーロー目指そうね！」
そう言うと、Aちゃんは少し目を見開いて頷いた。
教室に戻ると切島くんや、瀬呂くんに声をかけられる。
切島「お〜！緑谷来た！お疲れ！」
芦田「よく避けたよ〜！！」
気がつくと僕はA組のみんなに囲まれていた。
麗日「あ〜！！デクくん、怪我、治してもらえなかったの？」
出久「いや、これは…僕の体力の問題であって…」
A「出久、人気者だね！」
出久「そ、そ、そんなことないよ！」
眩しいくらいの笑顔で言われ、慌てて顔を逸らすとかっちゃんがいないことに気がつく。
麗日さんから、かっちゃんが先に帰ってしまったことを聞いて僕は走り出した。
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マシュマロもち。(プロフ) - 今から書き直すと話などが狂ってしまうので、入試と同じ日だったという形で読んでもらえないでしょうか…？勝手で申し訳ないです…これからも読んで下さらと嬉しいです…！ (2021年2月9日 21時) (
レス) id: 6968a06f94 (このIDを非表示/違反報告)
マシュマロもち。(プロフ) - あ！そうなんですか？！？！すみません…推薦ってことで実技入試のみ受けたという形にしてしまっていました…わざわざコメント、ありがとうございます！ (2021年2月9日 21時) (レス) id: 6968a06f94 (このIDを非表示/違反報告)
十六夜(プロフ) - すみません、10話くらいまで読んだ者なのですが、雄英高校の入試は推薦と一般は別の日に行われて仮装ヴィランとも戦ってないはずです…細かいところを言ってすみません。少し気になったので一応です。作品自体は素敵だと思います！更新頑張って下さい！ (2021年2月9日 19時) (レス) id: b216990563 (このIDを非表示/違反報告)
マシュマロもち。(プロフ) - 暖かいコメント、ありがとうございます！２日でお気に入りが30人！本当に嬉しいです！更新頑張ります！楽しみに待っていてください！ (2021年1月12日 6時) (レス) id: 6968a06f94 (このIDを非表示/違反報告)
ましゅふわ - これは神作品だぁ……かっちゃん可愛い！！それと何故伸びない……更新頑張ってください！！！ (2021年1月11日 22時) (レス) id: d8537287d4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：板チョコミント。 | 作成日時：2021年1月10日 8時
