【オリジナル】「先生、消毒して。」

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AM．10:00





『ふぁ〜』

担「木ノ宮」

『あ、おはよーございます』

担「お前はまた遅刻か毎回毎回少しは直そうとs」

『じゃ、俺は失礼しまーす』

担「オイｯ、待て！」




教室に顔を出して
学校に来てますアピールをした後
いつものように保健室へ向かう

まあ目的と言ったら…




ガラガラ＿＿＿ｯ



『幸野先生おはよ〜』

「木ノ宮くんですか」

『分かるんだ』

「はぁ、この時間にここに来るのは
君くらいだから」

『そっか』




保健室の幸野先生
人気の高い先生だってよ

ベッド借りる、と
一言告げると白いシーツの上に寝転がった

洗濯したばかりで少し柔軟剤の匂いがする





「また、喧嘩したんだ？」

『わっ、ビビった〜』




いつの間にか
横に立っていた先生に驚いた




「待ってなさい」




そう言い残して奥に消えていった

暫くして戻ってくると
ベッドに座るように指示された




『面倒い』




そう言うと無理矢理起こされた

少しだけ先生の匂いが鼻をくすぐる




「ほら、こっち向いて」

『ん』




顔に出来た切り傷を消毒して
絆創膏を貼ってくれる

ヤバい、顔が近えって、
この人無駄に顔整ってるからな…




「見過ぎですよ」

『…っ』




別に見てねぇ、と吐き捨てて
隠すようにまたベッドに横になった




「まだ終わってないんですが」

『大丈夫』

「………」




ため息を残してまた奥へ消えていった


いつからこうなったんだろな



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