｛BTS｝俺らはペッコプチング。-4- (ページ44)

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会いたかったページ44

練習室の扉の前でスタンバる。

たった今泣きついて来たマネヒョンを振り切ってきた所だ。

ごめんねマネヒョン，早く皆と会いたくて。

きっと皆はここでVLIVEをやってるはず。

訳の分からないノックをして，扉を開けて貰う事にしよう。

RM「今開けます～...え」

扉の隙間から覗いた目がみるみる大きく開かれたと思ったら，扉が凄い音を出して開かれた。

RM「A...！」

吹っ飛んで行った蝶番を見ていたら途端に視界が暗くなった。

「「「「「「Aッ！！」」」」」」

『ちょ，ま，うわぁぁあ！！』

アタックしてきた男6人の力で，重心が後ろに倒れる。
頭に衝撃が来るかと思いきや，俺を抱きしめていたナムジュニヒョンが頭を守っててくれていた。

イケメンか。

『おはようございます皆さん』

JK「おはよう！
ナムジュニヒョンどいて！！」

TH「Aなの？
本物のAなの！？」

JN「病院抜け出してきたの！？」

JM「もう大丈夫なの！？」

JH「何処も痛くない！？」

SG「どうしてここに居るんだ！？」

『ヒョン達に会いたくて～
ビックリしました？』

JN「そりゃビックリしたに決まってるでしょ！？」

JH「ナムジュナが言葉失ってるよ」

『わぁヒョン泣かないで！
って皆泣かないで～！！』

ヒョン達に押し潰されている俺の顔にポタポタと涙が落ちてくる。

『しょっぱい』

JM「うぅ...」

TH「A～！！」

RM「んん...」

『よしよし～泣かないで～』

会えたのが嬉しくて，目の淵に溜まっていた俺の涙は，ヒョン達のブッサイクな泣き顔を見て引っ込んだ。

『廊下のど真ん中で倒れてると邪魔になりますよ！
退きましょう～重いです～
え，ちょ，泣かないでってばぁ！！』

VLIVEをしている事を忘れていた俺達はそれから数十分ほど，男達が重なり合って泣いているという，なんとも恐ろしい画を配信し続けていた。