｛BTS｝俺らはペッコプチング。-4- (ページ30)

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ホソガと喧嘩ページ30

JUNGKOOK side

ホソギヒョンがAに対してあんなに感情をぶつけたのは初めての事で，Aとジニヒョンが居なくなったリビング内の視線は全てホソギヒョンに注がれていた。

JH「どうしよう...俺...」

JK「ホソギヒョンは悪くないですよ！」

JH「でも俺，Aがなんでも1人で抱えようとする子だって知ってるのに...あんなに強く言っちゃって...」

RM「だ，大丈夫だよ！戻ってきたときに謝ろう？」

JH「うぅ...俺のパボ(馬鹿)！」

JM，TH「「ホソギヒョ～ン！！」」

JH「着いてくるなぁ！！」

今度はホソガまで宿舎を飛び出して行ってしまった。

　

JIN side

宿舎近くの小さな公園。
Aはそこのベンチに腰掛け，家に帰って行く子ども達を眺めていた。

JN「隣良い？」

『ダメと言っても座るでしょう？』

隣に座って一緒に子ども達を眺める。
こういう時は自分から話してくれるまで待つのが1番良い。

『俺，ヒョン達に酷い事言っちゃいました』

JN「うん」

『ヒョン達が心配してくれてるのに突き放すような事言っちゃって。
ホントは心配してくれてホッとしたのに』

JN「どうしてあんな風に言っちゃったの？」

『ヒョン達MAMAのパフォーマンス練習で疲れてるから，余計な事を考えさせたくなくて。
俺は特になにもしないけどヒョン達は...ってそんなに怒らなくても』

JN「本気で言ってる？
Aはホントに馬鹿だね」

『そんなの俺が1番分かってますよ』

JN「じゃあ俺が言いたい事は分かる？」

『...分かりません』

わざとらしく目線をずらすのを見て思わず笑ってしまう。
分かってるクセにね。

JN「俺達をもっと利用(・・)してよ。
いつ何を言われようと迷惑だなんて思ったりしないんだから」

『...うん。
ごめんなさい，ヒョン』

JN「それはホソガに沢山言ってやれ。
アイツも本当に心配してたんだから。
お，丁度良いところに」

『ホソギヒョン...』

JH「A...」

JN「じゃ，また後で宿舎でね。
気を付けて帰ってくるんだよ」

慌てたような声を出している2人を置いて，宿舎に足を運ぶ。

今回ホソガが感情をぶつけてくれた事で，あの2人がゆっくり話が出来る機会が出来た。

ちょっとだけ良い機会だったのかもしれない。