｛BTS｝俺らはペッコプチング。-4- (ページ29)

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キミにとって僕らは？ページ29

SUGA side

SG「大丈夫か！何があった！？」

RM「顔色悪いよ...気持ち悪い？」

ナムジュナの言葉にAは頷いてから，ゴミ箱を指さす。
もう既に出す物は出したようで，気持ち悪いけど出せない状況のようだ。

JN「ホソガマネヒョンに電話して！
もう直ぐ帰ってくるだろうけどジミナ達にも！」

JH「はい！」

RM「一旦リビングに行こうか」

ナムジュナがAを支えようと肩を抱くと何かがパサリと床に落ちる。

SG「っ！！」

A宛てのファンレター。
しかしそれは血で汚れていた。

JN「なっ、こんなの！
だれ...どこのゴミが...！！」

ファンレターはマネヒョン達が一度確認して，あまりにも悪質な内容だと俺達の手元に来る前に処分される。

しかしAは“俺のファンレターは確認しなくて良いです”と言っている為中身は確認されず，そのままアイツの手元に渡る。

それを知っているうえでこの手紙の送り人は＿＿＿封筒の内側一面にカッターの刃を貼り付けたんだ。

　

　

『もう大丈夫です。
ありがとうございます』

YG「絆創膏だけじゃ...」

『大きな傷じゃ無いので大丈夫です』

手に絆創膏を貼り終えてニコリと笑う彼に言葉が思うように出てこない。

JK「何があったの...？」

『寝不足だよ』

JM「手の傷はどうしたの？」

『包丁で切りました』

TH「嘘つくなよ。
A右利きじゃん」

SG「なんで隠そうとする？」

『別に隠そうとしてなんか』

JN「じゃあこれは何？」

さっき見つけた血がついた手紙。
本人含むマンネ達は目を丸くしてそれを見つめた。

『...大丈夫です』

RM「そんな訳ないだろ」

『大丈夫ですって...
放っておいてください！！』

JH「なんでそんなこと言うんだよ！！」

それまでずっと黙って聞いていたホソガが突然大声を出した。

JH「どうして言ってくれないの？
俺達じゃそんなに頼りない？
俺達はAにとってそんなもんなの！？」

『......』

JH「なんだよ！
俺達は“家族”じゃないの！？」

『...っ！』

Aは俯いたままリビングを飛び出して行ってしまった。

JK「え、Aッ！」

RM「待てジョングガ」

玄関の扉が閉まる音がすると，グガが追いかけようと動き出す。
しかしナムジュナはグガを止めて，ジニヒョンを名指しした。

JK「確かに俺が行くより良いかも...」

ジニヒョンが出て行ったリビングにはいつもの和気あいあいとした雰囲気は全くなかった。