｛BTS｝俺らはペッコプチング。-4- (ページ27)

今日:33 hit、昨日:9 hit、合計:153,687 hit

我が儘。ページ27

『俺...やだなぁ』

JK「何が？」

『この曲公開するの』

JK「ちょ，馬鹿！
こんな人が多い所で...」

『誰も聞いてねえよ』

JK「...何でそんな事思うの？」

バシッと俺の頭を叩いてから眉間にしわを寄せたグクは，すぐに困り顔になって俺の顔を覗き込んだ。

『俺はね，この曲最高だと思うんだ』

JK「俺もそう思うよ？」

『でもね，もっともっと人気になってさ，世界中に俺達の名前が広がったらさ＿＿＿“BTS”って言われるんだよ』

JK「......」

『俺達は“防弾少年団”なのにさぁって思ってるトコ。
だってなんか寂しくない？』

JK「......だけど「PACE準備して～！」」

『今行きます！』

JK「...行ってらっしゃい」

グクの言葉がスタッフさんの声にかき消される。
きっと優しいグクの事だから“そんな事ないよ”とか何とか言ってくれようとしてたのかな。

でも。

＿＿＿＿＿戻れない気がするんだよなぁ。

俺達の曲が沢山の人達に愛されて，沢山の人達を幸せにする。
それ以上を望むことはないけれど。

『なんだかなぁ』

ちょっと苦しいというか悲しいというか。
乗り気じゃないというか...

世界に羽ばたくならそんなのしょうがない事だし，ただの我が儘って分かってるけどさ。

　

JN「わ〜ジョングガかっこいいね〜」

JM「僕もノースリーブが良かったなぁ」

NJ「ちょっと寒いよ」

JK「ジミニヒョンは過去に脇を出し過ぎてたんですよ」

SG「赤いなぁ」

『似合ってます？』

JH「似合ってるよ今回も綺麗に染まったね」

TH「A細くて折れそう。
もっと食えよ」

でもこんなに楽しそうなヒョン達を見てるとプラスの思考になったりして。

結局俺の頭の中はスッカラカンで思考回路も単純で。

『難しいねぇ』

JK「うん。
ホントにお前の思考回路は難しいと思うよ」

『え？』

JK「え？」

コイツは俺の頭の中を覗けるのか？なんて思ってモヤモヤしたそんな1日。