｛BTS｝俺らはペッコプチング。-4- (ページ18)

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Blanket kick ページ18

JIN side

「ポッポとキスの違いは？」

「ポッポはそっとする事でキスは「『やっぱり舌の有無でしょう』」ちょっㅋㅋㅋ」

なんだか懐かしい会話が頭の中を駆け巡る。
“Aとナムジュナの思考が同じだ！”って皆で爆笑したっけ。

4回目の俺ら(防弾少年団)の誕生日が近づいてきている。
某動画サイトで過去のFESTAを見ていたら2015年の“이불킥(布団キック)”を見つけた。
だからあんな会話を思い出したんだ。

ノリノリなホソガとジミナ。

グイグイくるテヒョンアと，必死に自身の身を守る俺。

他2組より大人しいナムジュナとジョングガ。

そしてユンギとA。

ソファに座って歌うユンギ。
Aは後ろに立ってユンギの頭やら手やら頬やらに触れるだけのキスをする。
俺ら，そのパート必死に頑張ってたのに皆ユンギとAばっか釘付けだったよなぁ。

『うわぁ...懐かし』

ポタポタと滴を垂らして俺の携帯を覗き込むAはニヤニヤしながら俺の顔に視線を移した。

JN「風邪ひくよ」

『ありがとうございます～』

大人しく頭を拭かれているこの子は小動物か何かかな？

『これユンギヒョンが“後ろの組にならなくて良かった”ってめっちゃ喜んでましたよね』

JN「十分Aに好き勝手されてたけどね」

『身体に唇を付けるという行為をしていただけですよ』

JN「うん...？」

『あ，この時ユンギヒョンが＿＿＿』

そう言って見せられたのはファンカメの動画。
いつも通りAがユンギに口付けをして。
するとユンギはスルリとAと手を絡めた。

『この時のユンギヒョン，無意識だったみたいですよ』

JN「いつもはされるがままだからこの時は歓声が凄いね...」

SG「何見てるんですか？...げ」

たまたま通りかかったユンギがうえっと顔を歪める。

『今年もやります？』

JN,SG「「やりません」」

『えぇどっちも反対ですか』

“自分がされる側だったら全力で嫌がるくせに”と思ったけど，この子は変な所でやる気出るから，もしかしたらノリノリでやるかもしれないと頭を捻った。