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-硬い抱き枕 ページ20

JM「ジニヒョン、今日のご飯はなんですか」

JN「野菜炒め」

JM「うわーん」

JN「文句あるならマネヒョンに言って」



いつの間にか次はリビングにいた。

美味しそうな匂いに誘われてキッチンに足を向ければジンチムが何やらわちゃわちゃしているようだ。



JM「あ、A」

『良い匂いがする』

JM「匂いは美味しいけど野菜炒めだよ?」

『しょうがないです。
オッパ最近丸いから』

JM「A...
いつからそんなこと言う子になったの...」



ちむちむは残念そうな声を出しながらもにじり寄ってくる。
逃げようとしたけれど結局捕まってしまった。
しまいには長男に“危ないでしょ”と怒られたし。





『オッパのせいで怒られました』

JM「ぶっとばすよ?」

『うわーん怖いよー』

JN「お前はこういう時にだけオッパの所に来るね」

『そんなことないですよ』



口を開けば呆れたように笑いながらもつまみ食いをさせてくれる。

うん、美味しい。

もう一度口を開くも流石にダメだったようで“テーブルセッティングでもしなさい”と頭を小突かれた。





 






 





 





扉がノックされる音で意識がはっきりとする。

今度は自分の部屋にいるようだ。



JK「Aー入るよ」

『はい』



ベッドに横になる私の元にやってきたのは我らがノチュ。
端の方に腰掛けた彼は私の身体をぐらぐら揺すりだした。





『なんですか』

JK「オッパが来たよ」

『はぁ』



構って欲しいんだろう。
でかい赤ちゃんを抱きしめれば満足そうに笑う声が聞こえてくる。



JK「一緒に寝ていい?」

『えー、まぁ...いいですよ』

JK「よっしゃー」



もう寝る準備は万端だったようで、もぞもぞと布団の中に潜り込んでくる。

何が嫌だって、この人寝る時抱きしめてくるんだよ。

なんてったって硬いから。
全くふわふわじゃない。



JK「おやすみ、A」



ちゅっ、とおでこにキスを落とされ、さらに強く抱きしめられる。

うーん。硬い。

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作者名:まりも | 作成日時:2024年3月12日 1時

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