ヌナの甘えたモード ページ1
Yoongi side
『大丈夫だよ。
何かあったら呼ぶから』
YG「でも不安なんで。
ここにいますよ」
『移っちゃうよ』
YG「俺強いんで大丈夫っすよ」
なんて会話をしていたのだけれど。
『ゆんぎやぁぁ』
YG「はい」
『どこいってたの』
YG「ずっと部屋にいましたって」
『ここにいて!』
珍しいAヌナの駄々っ子モード___という名の発熱。
布団からひょこりと顔を出しているヌナは手招きして俺をベッド脇に呼んだ。
『て、つないでほしい...』
YG「はいはい」
さっきまで1人で大丈夫だと言っていたくせに。
でも俺の手を握ってニコニコ笑うヌナを見ればめんどくさく思うどころか嬉しくなってしまう。
リビングから一番近いけれど普段入ることのないヌナの部屋。
物が多いのにも関わらず綺麗に片付けられてスッキリしているこの部屋には、焚かれたディフューザーのアロマオイルの匂いが満ちていた。
『みんしゅが、手冷たいね』
YG「ヌナが熱いんです」
普段冷たいヌナの手が温かくて変な感じ。
最近ガラッとスケジュールが変更されて生活も変わったから珍しくストレスにやられたんだろう。
あり得ないスピードで眠りに入ったヌナの頬を撫でれば、眉間に寄ったシワが幾分かマシになった気がした。
YG「おつかれさま、ヌナ」
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作者名:まりも | 作成日時:2024年3月12日 1時