-ヌナへの恐怖 ページ10
Yoongi side
一瞬だった。
手を伸ばすよりも早く2人は落ちていった。
YG「ヒョン!ヌナ!!」
階段に落ちている血痕を見てゾワッと全身に鳥肌が立ち、ドクンと心臓が大きく脈打った。
『ジナ?ジナ!?』
JN「いや、俺は大丈夫だから。
A、落ち着いて」
良かった。
幸いにもヌナとヒョンはすぐに起き上がってくれて、ホッと胸を撫で下ろす。
HS「ヒョン、ヌナもどこも打ってない?
大丈夫?」
JN「階段の1番上からじゃなくて良かったよ。
そこまで落ちてないし俺は大丈夫」
TH「ヌナ、腕、はやく、」
ヌナを抱きしめながら落ちたヒョンも強くどこかをぶつけることは無かったよう。
でもヌナが。
『じな、どこ怪我してるの?』
HS「ヌナ落ち着いて。
怪我してるのはAヌナだよ。
早く手当てしないと」
怪我しているのはヌナなのに、パニックになっているのか自分の血をヒョンが怪我したものだと思ってしまっているようだ。
細い二の腕に赤い線が入り、そこから血が滴り落ちている。
たまたま衣装のポケットに入っていたスカーフでキツく縛ってもヌナは気づきもしないようだ。
JN「A!!!
俺は怪我してないの。
君が怪我してるの。」
ヒョンが名前を呼んでヌナの頬をすくえば、泣きそうになっていた顔はキョトンと。
なんとも可愛らしい表情に変わる。
『この血はジニじゃない?』
JN「自分の腕見なさい。
早く治療してもらうから立っ『よかった』...は?」
『ジニの怪我じゃなくてよかったぁ。
助けようとしてくれてありがとう』
その言葉に辺りがしぃんと静まる。
いつの間にか集まって来ていた警備員や会場スタッフ、刃物を持っていた女に殴り掛かろうとしていたユミヌナやジョングギとそれを止めようとしていたジミニとナムジュニ。
うるさいくらいだった空間はあり得ないくらい静かになって。
JN「なに...馬鹿言ってんの」
なんでAヌナは、あぁ言えるんだろうか。
いつでも自分のことより他人を優先する。
こんなにヌナが怖いと思ったのは初めてだ。
1591人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
まりも(プロフ) - 優菜さん» ユンギさんとホソクさんですね!リクエストありがとうございます!応援ありがとうございます☺️頑張ります❣️ (3月28日 22時) (レス) id: 8fc6977168 (このIDを非表示/違反報告)
優菜(プロフ) - こんにちわ(*´∀`*)ノ いつも楽しみにしてます😊ユンギとホビとの絡みがもっと見たいです!これからも頑張ってください(๑•̀ㅂ•́)و✧応援してます!! (3月22日 21時) (レス) id: 46a939e557 (このIDを非表示/違反報告)
まりも(プロフ) - kazunokoさん» リクエストありがとうございます!ENHYPENに詳しくないのでおかしな所があるかもしれませんがご了承下さい😢しばしお待ちを...! (12月12日 8時) (レス) id: 8fc6977168 (このIDを非表示/違反報告)
kazunoko(プロフ) - リクエストって受け付けてますか…?ENHYPENの子たちとの絡みがみたいです…!よろしければご検討お願いいたします🙇♀️ (12月9日 7時) (レス) id: 38c9d09af9 (このIDを非表示/違反報告)
まりも(プロフ) - あんこさん» ありがとうございます!これからも楽しんでいただけるよう頑張ります! (11月14日 0時) (レス) id: 8fc6977168 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:まりも | 作成日時:2023年10月1日 0時