｛BTS｝彼女はマドンナ、麗容、紅一点-4-

＊ヌナって呼んで ページ37

「「「「お疲れ様です！」」」」

『こんにちは。
みんな今日のスケジュールは？』

ｽﾋﾞﾝ「今日はダンスのレッスンでした。
午後はオフです」

『そっか、お疲れ様』



キョロキョロしてるこの子たちはうちのメンバーを探しているようで。

ヒュニンくんに言ったことと同じことを言えば苦笑いで返された。



ﾖﾝｼﾞｭﾝ「ヒョンたち、DITE先輩のこと大好きですもんね」



さっきも聞いたようなセリフに思わず笑ってしまう。

うちのメンバーたちのことをよく分かっていらっしゃるようです。





『あの子たちには“ヒョン”って呼ぶのに私は“先輩”なんだ？』



(うちのメンバーのせいで)“ヌナ”って呼びずらいのは知ってる。
でもいつまでも私だけよそよそしいのはちょっと悲しいから...

少し意地悪を言えば分かりやすく狼狽えるのがとても可愛らしい。



ﾎﾞﾑｷﾞｭ「ヌナって...呼んでも良いんですか？」

『もちろん』

ﾃﾋｮﾝ「DITEヌナ...？Aヌナ...？」

『Aヌナでいいよㅎㅎㅎ』



なんで私よりデカいのに赤ちゃんみたいに見えるんだろう。

可愛すぎる。
撫で回したい。





　





TXTのメンバーたちはヒュニンくんとの撮影が終わるまでスタジオにいた。

スタジオの端からヒュニンくんの写真を撮ったり、ダンスの振りを真似して踊ったりしていて、微笑ましくて私が楽しい気持ちになれた。





「「「お疲れ様でーす」」」

『お疲れ様でした！
ありがとう、ヒュニンくん』

ﾋｭﾆﾝｶｲ「いえ、こちらこそありがとうございました！
ホントに良い経験ができました！！」



控え室に向かって廊下を歩いていれば突然携帯の着信音が響く。
画面に表示されている“ソクジニ”の文字を見て断りを入れてから通話ボタンを押せば、少々騒がしい音と共に長男の声が聞こえて来た。

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