｛BTS｝彼女はマドンナ、麗容、紅一点-4-

-罪なヒト ページ18

Namjoon side


NJ「ふふっ」



“作業飽きたから膝貸して欲しい”と珍しく口にしたヌナはすぐに寝息を立て始めた。

最近アルバム作成に取り掛かり始めて、作業室に篭るようにもなって来たから疲れてるんだと思う。

目を瞑ったまま俺の手を探しているヌナに思わずニヤつく。

パソコンから彼女に目を移して頭を撫でれば繋いでいる手にきゅっと、力が込められた。





　






　





「俺もヌナにキスしたーい」



突然耳元で声が聞こえたのはヌナのおでこにキスを落とした時だった。



NJ「ノックしろって」

JK「ヒョン、俺からのキスは嫌がるくせに」

NJ「おまえだって俺からのキスは嫌だろ？
お互い様だよ」

JK「自分の意識がないところでキスなんかされて嫌じゃないですかね？」

NJ「だってヌナ、俺が寝てる時キスしてくれるし」

JK「俺には！？」



一丁前に嫉妬して可愛いマンネは、ヌナが起きるんじゃないかってくらいの声の大きさで騒ぎ始める。



NJ「見たことないな」

JK「ひどい！
じゃあ俺がヌナにキスする！！！！」



さっき言ってた言葉はどこに行ったのやらってくらい、いろんなところにキスし始めたのを見て苦笑いがこぼれる。





嘘だよジョングギ。

ヌナはお前が寝てるのを見つけたら頭を撫でて、おでこに口付けをしてくれてるよ。



ヌナはホントに素敵で、罪深い人。

知らないくせに→←달콤한 날

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す