｛BTS｝彼女はマドンナ、麗容、紅一点-4-

-깔깔깔깔 ページ12

とあるArmy side


次はいよいよウリバンタンのステージになる。

期待も虚しくM WAVE Global ChoiceやBest Asian Styleの受賞コメントでもオンニは姿を見せなかった。

出ないって言ってたんだから居ないのは当たり前だけどやっぱり辛すぎる。





大歓声の中Intro Performanceが始まればオンニが居ないことが更にハッキリとして泣きそうになってしまう。

オンニはグクと一緒に登場する予定だったのだろうか。

花道を歩くグクの姿は誰かの手を取りながら踊っているようにみえたから。





【그러니 오늘도 우리는 그냥 go＿＿＿】



Airplane pt 2の1番、ナムのパートが終わったサビの直前、いつも可愛い声で“はいっ！”や“へいっ！”と掛け声をするオンニの声が聞こえて来たような気がしてギュッと心が締め付けられる。

大好きなメンバーが目の前にいるんだから楽しめば良いのは分かっているけれど。

オンニの事がこんっっっっなに好きだったなんて。



1人欠けているフォーメーションを見つめながらオンニのパートが来る、と思っていれば。



【I don't know, I don't know, I don't know, I don't know＿＿＿】



「え、」



明らかにマイク越しの声が響いて会場が騒めいた。





　






「なん、で」



メンバーたちと同じような白い衣装で身を包み、センターステージに向かって花道を駆けているのは紛れもなくオンニで。



【깔 깔 깔 깔！！！】



イヤモニを外し、割れんばかりの大きな歓声を聞いて髪をかけ上げながら笑うオンニに鳥肌がぶわっっっと立って。



身体を大事にしてほしいと思っていても、どうしても、どうしても嬉しさが勝ってしまって。



ポロポロ流れ出る涙を必死に拭いながら、踊り始めるオンニを見つめた。

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