-ヌナが話してくれるまで。 ページ28
JIMIN side
『こんにちは』
テミン「こんにちはー」
JM「ヌナ!
もう話は終わったの?」
『うん。
オンニ達、マネージャーさんに呼ばれて行っちゃった』
そう言ったヌナはテミニヒョンを見るとニコリと綺麗な笑みで笑いかける。
ヌナったら、すぐそうやって色んな人に愛嬌振り撒いて...
テミニヒョンは馬鹿なんだからすぐにオチちゃうでしょ!(失礼)
『お久しぶりです...?』
テミン「お久しぶりです。
敬語なんて使わないで下さい」
『でも私より先輩ですし...』
JM「先輩?」
『私がSM入った時は既に居たし、なんならSHINeeのデビュー2008年じゃん...』
JM「あぁ確かに...」
なにさ!
別にヌナに先輩って言われて羨ましいとか思ってないし!
ただすぐ横でニヤついてるヒョンに腹立ってるだけだし!?
「こんにちはー!」
「『こんにちは』」
テミン「イェリマ、しっかりやれよー」
イェリ「いつもしっかりやってますぅー」
ヒョンとそんなやりとりをしてから“オンニー!”と廊下を駆けて行ってしまった彼女もRed Velvetのメンバーだった気がする。
ヌナ、話さなくて良いのかな。
『私が退社してすぐにあの子...イェリちゃんが入ったから話したこと無いの』
僕の考えていた事が分かったらしくサラリとそう言ったヌナは“ジョングギに呼ばれてるので失礼します”と言って控え室に戻って行ってしまった。
JM「...ひょん」
テミン「ん?」
JM「ヌナがSM退所した理由、知ってますか?」
テミン「まぁ......噂で、ね」
ヒョンが床に視点を向けたまま呟くから思わず言葉に詰まってしまった。
そりゃ勿論知りたいけれど、ヌナが自分から言ってくれるまで。
話してくれるまで僕らは待たないといけない。
テミン「...ジミニがそんな顔してたらヌナが話しづらくなるよ」
JM「ヌナって呼ばないで!」
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作者名:まりも | 作成日時:2023年3月2日 23時