｛BTS｝彼女はマドンナ、麗容、紅一点-2- (ページ24)

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-落ち着いて行動しなければページ24

Yoongi side

『なに撮ってるの』

YG「記念ですよ」

ナムジュニの上に座り、両手をホソギとジョングギが握り、ヌナを笑わせようと芸を披露しているクオズ。

俺はそんなカオスでクセが強い状況を画面に収めようとしている。

きっといつかこれを見て笑い転げる日が来るから。

だからしっかり画面に収めたいのに。

JN「A、笑わないで」

『だってㅋㅋㅋ』

JN「ちょㅋㅋㅋ
ん"んっ、テヒョンア！！」

TH「なんで俺だけ怒るのー！
だって痛いの嫌だろうしぃ」

クオズ渾身の変顔が面白すぎて携帯を持っている手が震えてしまう。

クオズに大笑いのヌナのおかげでピアッサーの位置が中々定まらないらしく、ヒョンは困ってる様子。

ペチン！とクオズの背中を叩いたヒョンはため息をついてからヌナの頬に手を添えた。

JN「絶対動かないでね」

『...はい』

NJ「僕がいますから大丈夫ですよー」

HS「俺もいるー」

JK「俺もいますー」

ヌナの腹に回されたナムジュナの腕に力が入る。

ヌナが両サイドの2人の手を強く握る。

JN「3,2,1」

『んっ』

ﾊﾞﾁﾝｯと思いの外大きい音が部屋に響き、ヌナの声が小さく漏れる。

自分のことのように怖がっていたホソギは恐る恐る目を開け、当の本人はキョトンとしたような顔でヒョンを見つめていた。

JN「大丈夫そう？」

『思ってたよりも音が近くてビックリした。
ありがとう』

上手くいったようで良い位置に着いたピアスを手鏡で見ているヌナは満足そうに笑ってヒョンにお礼を言った。

JK「？」

NJ「どうしました？」

『...痛くなって来たかも。
暫くは落ち着いてよう...』

一度痛みを感じるとどんどん痛くなって来たようで、ヌナは耳に何かが当たるたび小さな悲鳴を上げていた。

　

その日の夜、

『い"っっっだぁぁぁあ！！！』

女性のものとは思えないほど低い声で叫んだのは、シャワーを浴びる為に服を脱いだらしい時だった。