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ヒョンはヌナに甘い ページ23

Yoongi side


『私ね、ピアス開けようと思うの』



Aヌナがいきなりそう言い出したのは、夜ご飯の鶏胸肉を皆で寂しく貪り食ってた時だった。





JN「もう開いてるじゃん」

『違うよー
ヘリックス開けたいの』

HS「ヘリックスって痛いんですよね...?」

JM「あんまり痛くなかったですよ」



そう口にするジミニと、“考えるだけで怖ーい!”と耳を塞ぐ対照的なホソギ。

そんな2人を笑いながら見ていたヌナは自分の耳を触って、珍しく媚びるように猫撫で声を出す。



『誰か開けて?』



そこらの男だったらきっとオチるであろう表情と声で言葉を紡いだヌナを見て、他のメンバー達は困ったような顔をして顔を見合わせていた。





TH「“誰か開けて”って言いますけどどうせジニヒョンが良いんでしょー!」

『うん』



なにを当たり前のことを、と言いたげな顔で返事をするヌナにジニヒョンは呆れ顔。



YG「でも軟骨は病院の方が良いですよ。
腫れやすいし」

『お金ないもん』

JN「腫れたら痛いんだよ?」

『知ってるー』

HS「ヌナって変なトコで意地っ張りですよね」



“病院は嫌だー”と言いながらリビングを出て行ったヌナは、手に何かを持って戻って来た。



『買っちゃったから、ね?』

JN「......失敗しても怒らないでね」

『わーい』

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作者名:まりも | 作成日時:2023年3月2日 23時

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