1位 ページ11
「防弾少年団!おめでとうございます!」
一昨日のTHE SHOWに続いて2回目、
M COUNTDOWNでは初めて、1位を戴くことが出来た。
TH「ぬなー!」
『やったね、テヒョンイ』
JM「ぬなぁ!」
『頑張ったね、じみにぃ』
駆け寄ってくる可愛い弟達を抱きしめて、涙目になっているその顔を見れば、1位の口約での口紅が塗りたくられていた。
JN「A」
『やったね』
JN「うん」
『あ、自分は綺麗に塗ってるの?』
JN「アイツらが大人しくしてないのが悪い。
Aも塗ってあげる」
『綺麗に塗ってねー』
JN「はいはい。
動かないでよ」
言われた通り大人しくソクジニを見上げるように顔を上げる。
うわぁ。
イケメンだ(今更)。
ふっくらとした唇とか、可愛いお目目とか。
羨ましくてジッと見ていれば“恥ずかしいからそんな見ないで”と言われてしまった。
JN「“んまっ”ってして」
『んまっ』
JN「はい、完了」
『ありがとう』
観客席に目を向けると“オンニー!”と叫んでくれている子達が目に入る。
その子達に向かって投げキッスをすれば“ぎゃぁぁぁ!”って声が聞こえてくるもんだから思わず笑ってしまった。
『ナムジュナ』
NJ「ヌナ...」
『ありがとね』
NJ「...良かったです」
曲だって作ってるし、リーダーだし。
私達のどのメンバーよりも思い詰めていたんじゃないだろうか。
泣きそうなのを堪えているナムジュニの背中をさすっていると、トロフィーを見つめたまま徘徊していたユンギとぶつかった。
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作者名:まりも | 作成日時:2023年3月2日 23時