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『ん、』
YG「！」
ふと顔を上げたユンギくんと目が合う。
パチパチと数回瞬きをしたユンギくんはグッと眉間に皺を寄せてから、女の子達を掻き分けて私の方にズンズンと歩いて来た。
YG「来たなら声かけてくれれば良いのに」
『だって...』
イヤホンをしまって首を傾げるユンギくんから視線を逸らす。
するとさっきの女の子達達の声だろうか。
「彼女？」
「えぇ、大したことないね」
そんな会話が聞こえてきて、思わずスカートを握りしめた。
YG「A」
『ん？
わっ、え、ちょ、』
名前を呼ばれたと思ったら腕を引かれて腰を抱かれる。
YG「...行くぞ」
大股で歩き出したユンギくんに不安になってしまう。
怒らせてしまったのだろうか。
『声掛けなかったから怒ってる...？』
私の問い掛けにユンギくんは首を振るだけ。
嘘だ、絶対怒ってる。
YG「お前にじゃない」
『え？』
YG「あの女達にイラついてんの。
あんな奴らよりAの方が何倍も良い」
予想と違ったことに驚くけど、それよりもユンギくんが言った最後の言葉に全部持ってかれた。
自分の言ったことにハッとしたらしいユンギくんは、私からパッと離れて隣を歩き出した。
YG「さっき心配してたみたいだけど...
俺、お前以外に興味ないから」
『ありがとう...ございます...？』
黒いパンツに黒のハイネック。
無地だけどおしゃれなコート。
シンプルだけれどそれが凄く似合っている。
そんな大人っぽい服装に似合わないくらい、ユンギくんの顔は赤く染まっていた。
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まりも(プロフ) - 慈雨さん» 最後までお付き合い頂きありがとうございました！楽しんでいただけたようでなによりです！ (2022年11月23日 9時) (
レス) id: 8fc6977168 (このIDを非表示/違反報告)
慈雨 - 番外編も完結おめでとうございます！忙しくて読めてなかった分も面白くてキュンとしながら読ませて頂きました(*^^*)まりもさん素敵なお話ありがとうございました！ (2022年11月22日 20時) (レス) @page35 id: 0183a2a79f (このIDを非表示/違反報告)
まりも(プロフ) - ネネさん» そう言って頂けて本当に本当に嬉しいです！ありがとうございます😭 (2022年10月7日 0時) (レス) id: 8fc6977168 (このIDを非表示/違反報告)
ネネ(プロフ) - 本当に大好きな作品で読み返してます！！こんなにキレイで純粋なお話ないってくらい素敵でユンギさんのお話の中で1番好きです！！ (2022年10月4日 3時) (レス) id: 18c6be2f62 (このIDを非表示/違反報告)
まりも(プロフ) - SIRUPさん» そう言って頂けて私は幸せ者です...！最後までありがとうございました！ (2022年8月9日 0時) (レス) id: 8fc6977168 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まりも
| 作成日時：2022年6月24日 23時
