｛YG｝“ミン”トグリーン同盟-2-

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Seokjin side



『3人の合唱聴きたかったなぁ』



そう言いながらAちゃんが食べているのはプリンで。
よく飽きないなぁなんて思いながら彼女を見つめる。



文化祭の後、イ先生は姿を消した。
僕達生徒には“入院する事になった”なんて言われてる。
被害者である何人かの女子生徒達を守る為の説明かもしれないけれど、理事長のその判断もどうかしてる。

自分の罪を謝りもせず逃げるなんて。





『ソクジン先輩、どうかされました？』

JN「え？」

『凄く険しい表情をしていたので、具合が悪いのかな...と』

JN「大丈夫だよ、ありがとう」



ホッとしたように笑ったAちゃんはまたニコニコしながらプリンを口に運び始めた。

そんな彼女が言うには、あの後Aちゃんのお父さんが殴り込みに来たらしい。
残念。僕も一緒に行きたかったのに。





JM「そう言えば先輩達今月末修学旅行ですよね？」

NJ「土日挟むから...2日間会えないんですね」

TH「ヒョン、お菓子食べたい！」

JK「俺も！」

YG「分かった分かった」



確かユンギヤとAちゃんは同じ班とかなんとか言ってた気が。



JN「2人の班はどこに行くか決めた？」

YG「『一応...』」

「「「「「「？？？」」」」」」



え、何かまずい事でも聞いちゃった？

お互いに目を合わせない2人を見て焦りが出る。

あんな2人見た事ないから、他の皆もビックリしてる。





　





『あ、』



ビニールが風に乗って動き出したのを、Aちゃんが追いかけようと立ち上がる。
けど、



YG「ちょ、！！」



足がもつれたのか、ユンギヤの上にダイブした。

ユンギヤ、ナイスキャッチ。





HS 「お」

YG「『っ〜！！』」



あれ？
なんで2人とも顔真っ赤にしてるの。

文化祭の時だって2人で抱き合ってたじゃん。



『ご、ごめん...』

YG「いや...」





え、え？

なに、面白そうじゃん。

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