｛YG｝“ミン”トグリーン同盟-2-

ミントなコイツは危なっかしい ページ27

『いや、あの...』

「良いじゃん、連絡先くらい」



私のスカートを離してくれない男の人。
“離せボケカス”と言いたい所だけど怒らせて暴れられても困る。



「誰かヨナ呼んでこいよ」

「それはそれで暴れて手をつけられないよ」

「でもミントちゃんが」



心配してくれている優しいクラスメイト達に大丈夫だと合図を送ると、困惑したような表情のまま自分の配置に戻っていった。





「聞いてんのかよ」

『え、ちょ、』



パシッと腕を掴まれて流石に戸惑う。

このまま振り解いて蹴りを入れても良いんだけど...
そんな事したら出席停止処分になっちゃうかな。



「すいませんお客様、うちのメイドはお触り禁止ですので」

『っ...』



男の人の手が離れたと思ったら誰かに腰を引き寄せられ、そんな言葉が頭上から降って来た。



YG「他にご注文は？」

「い、いや...」

YG「では失礼します」





　





『ユンギくん...？』

YG「......」

(あ〜あ、ミントちゃんがちゃんと断らないからユンギ怒ってんじゃん)

(Aちゃん怒られるんじゃない？)



手を握られ、腰に手を置かれたままユンギくんに隣の空き教室に連れて行かれる。

ちょ、ホールが2人抜けようとしてるんだから誰か止めてよ。
“2人そのまま休憩入って良いよ〜”じゃなくて。





『ユンギくん...？』



教室に入った後、もう一度名前を呼んでみる。
どうして怒ってるんだろう。

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