｛YG｝“ミン”トグリーン同盟-2-

ミントベースのメイクがお綺麗で ページ26

Yoongi side


YN「入って来て良いよ〜」



文化祭2日目。
今日は女子達がメイド服の番。
隣でソワソワしていたドヨンは、委員長の声を聞いてバッと教室の扉を開けた。



DY「ヨナ可愛いよ〜！！」

YN「ありがとう。
ドヨンも似合ってるよ」

DY「こんな可愛いヨナを他の人に見せるなんて無理」



委員長の肩にブランケットを掛けて抱き付くドヨン。



YN「ちょっと重い」



委員長はそう言って絡んでいたドヨンの手を解いた。





『仲良しだね』

YG「ん"っ」

『ごめんユンギくん...』



いつの間にか隣にいたAの肘が俺の横腹にクリーンヒット。
どうやらリボンを結ぶのに苦戦しているよう。



YG「後ろ向け」

『ありがとう』

YG「苦しいか？」

『もう少しキツく結んでも大丈夫だよ』

YG「遠慮しとく」

『遠慮...？』



思っていたよりも位置が高くて細い腰に驚く。
力加減が分からないからこれくらいにしておこう。





　





YG「お前もその色にしたんだな」

『当たり前のようにこの色渡されたの』

YG「だろうな」



俺が着たのと同じミントグリーンのメイド服。

逆にお前がその色以外を選んだら皆驚くだろうな。



YG「メイクも同じような色なんだな」

『そうなの。
それで昨日よりもちゃんとメイクしたんだ』



昨日は薄かったけど、今日はバッチリメイクをしている。

服と同じような色のアイシャドウで睫毛は昨日よりも上がっている。
いつもより染まっている頬とぷっくりとした唇がなんだか色っぽい。

......俺は何を考えてるんだ。





YN「Aちゃん可愛いでしょ」

YG「いきなり後ろから声掛けてくんな」



ニヤニヤしている委員長をドヨンに回収させてAを見ると、ニコニコして俺を見上げている。



YG「？」

『ユンギくんカッコいいね』



何を言い出すかと思えば。

視界の端でニヤニヤしているドヨンに蹴りを入れながら、



YG「...お前も似合ってる」



そう言葉を絞り出した。

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