メンヘラ彼氏【cℛ】

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あ｢A！おかえり。仕事お疲れ様｣


『ただいま。ありちゃんも配信お疲れ様。ごめんね、今からご飯作るんだけど』


あ｢大丈夫よ。おれもお風呂入ってくる｣



そう言って服を片手に私の隣に来たと思うと

通り際にキスをされる



あ｢ふふっかわいい｣



そう幸せそうに笑ってルンルンでお風呂場に向かう後ろ姿に

私はつい顔に熱が集まるのがわかった



『っはーー...ずるい...可愛いのはどっちよ全く...///』



不安感が積もらなければこうやって

普通のかっこいいスパダリ彼氏だから心臓に悪い











パスタを作り終えありちゃんが上がってくるまでTwitterを開く

私は特にエゴサとかはしないんだけどイラストには目を通す

せっかく描いてくれたのに見ないのは勿体ないし

何よりサムネに使えそうなものは使わせてもらいたい


Twitterで時間を潰してると

ご飯の匂いに釣られて髪がまだ濡れたままの彼が登場



あ｢あー腹減った〜いい匂い〜｣


『こーら。髪の毛濡れたままじゃない。風邪ひいちゃうよ？』


あ｢ふふっ乾かしてくれる？｣


『さては最初からそのつもりだったな？w仕方ないなぁ〜ほら、ドライヤー貸して』



濡れていることを指摘すると

洗面所にあるはずのドライヤーを渡してきた


ソファに座っている私の足の間に入って座り込むありちゃん

床とソファに座ってようやくつむじが見える位の身長差

いつもどこか上目遣いで話しかけて来るから忘れがちだが

今私の足の間で気持ちよさそうに目を瞑ってるこの男

私よりも10cmも背が高い大男なのだ

そんなギャップに軽く悶えながら髪を乾かす



『はい、乾いたよ』


あ｢んーありがと〜...｣


『ふふっ眠くなっちゃった？』


あ｢いんや？大丈夫。パスタ食べたい！｣


『じゃあ今よそうから席に着いててくださーい』



台所に行って出来上がったパスタをお皿に盛りつけ

テーブルの上に置く

その間にありちゃんはドライヤーを片付けてくれた



あ｢いただきます！｣


『ふふっ召し上がれ』


あ｢ん！うまぁ！！やっぱりAのご飯がいっちゃん美味い！！｣


『ほんと？良かった』



その後も美味いうまいと口いっぱいに頬張って美味しそうに完食してくれた



あ｢ご馳走様でした〜美味かったぁ〜｣


『お粗末さまでした。ありちゃんはいつも美味しそうに食べてくれるから作りがいあって楽しい』



　

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